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育児・子供の病気

乳児が搾乳のたびに吐いている…もしかして「肥厚性幽門狭窄症」!?

新生児は、胃の入り口がまだ完全には閉まりにくく、飲んだ母乳やミルクを吐き出しやすい傾向にあります。

 

そんなに多くは吐き出さないものですが、まれに、授乳のたびに噴水のように大量に吐き出す場合があります。

それは「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせい ゆうもんきょうさくしょう)」と呼ばれる病気かもしれません。

ここでは「肥厚性幽門狭窄症」の原因、症状、治療法についてまとめました。

 

■原因

肥厚性幽門狭窄症は、幽門があつくなり胃の出口がせまくなって、ミルクや胃液が逆流してしまう病気です。

 

はっきりとした原因は不明ですが、先天的なもの、ホルモンなどが関係しているのではないかと言われています。

生後2~3週間という、生後間もない期間に発症し、男の子に多くみられるためです。

 

■症状

肥厚性幽門狭窄症の多くは、生後2~3週間頃に起こります。

 

1日に何度か吐くようになり、一度嘔吐が始まるとだんだん強くなり、授乳のたびに勢いよく噴水のように噴出するようになります。

吐いた後もまたおっぱいを欲しがりますが、いくら飲ませても吐き出してしまうため体重が減っていきます。

 

このような症状が見られたら、早めに小児科を受診しましょう。

 

■肥厚性幽門狭窄症の治療法

まず腹部を触診し、幽門部分(胃の出口)にしこりがあるかどうかをみます。

さらに超音波で、幽門の筋肉が4ミリ程度のあつさになっていることがわかれば、ほぼ確実に肥厚性幽門狭窄症です。

 

治療法には「手術療法」と「内科的療法」があります。

 

・手術療法

肥厚した筋肉を切開する手術を行い、胃の出口の通過をよくします。

近年は小さな切開で済むため、傷跡がほとんど残りません。

1週間程度の入院を必要とします。

 

・内科的療法

胃の出口を弛緩(しかん)させ、広げる薬を使って治療します。

2週間入院し、退院後も点滴や服薬の必要があります。

そのため治療期間が長引き、栄養不良状態が長く続く可能性があります。

 

治療法は、赤ちゃんの栄養状態や発育状態を見て、医師とよく相談の上で選択することになります。

 

肥厚性幽門狭窄症になるのは、決してお母さんがげっぷを上手くさせられないから、などが原因ではありません。

 

先天的なものは、お世話の仕方の改善などではどうにもなりませんので、症状が見られましたら、早めに病院で治療を開始しましょう。

 

(Photo by:pixabay

著者: mikanman09さん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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