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育児・子供の病気

腸が出てくる!?鼠径ヘルニアの治療は日帰り手術になることも…

「鼠径(そけい)ヘルニア」という病気をご存じでしょうか?

よく「脱腸」と呼ばれる病気のことです。

 

子どもの外科的な疾患のなかで最も多いとされており、発生率は子どもの15パーセントいわれています。

お腹のなかにある臓器が飛び出してきて、鼠径と呼ばれる大腿の付け根部分が腫れる病気のことで、大人にも多いといわれています。

今回はそんな「鼠径ヘルニア」についてまとめてみました。

 

鼠径ヘルニアの原因とは

鼠径ヘルニアは先天性、つまり生まれつきの病気です。

腹膜が鼠径部に伸びてできる腹膜鞘状突起という出っ張りがあるのですが、これは本来であれば胎生期に自然に消えます。

 

それが消えずにお腹から左右の鼠径部にかけて残っていると、泣いたり腹圧がかかったときに腸などの内臓がそこを通して出てきてしまうのです。

 

女児では卵巣や卵管が出ることもあります。

 

鼠径ヘルニアのおもな症状

男児の場合、鼠径部から陰嚢にかけて腫れが起こりますが、女児にも鼠径ヘルニアは起こります。

泣いている時に腫れが大きくなり、泣きやんだり落ち着いているときには腫れが引きます。

腫れの原因の多くは腸が出るためで、脱腸と呼ばれるのはそれが原因です。

 

ヘルニア陥頓に注意

まれに、飛び出した臓器が締めつけられ、飛び出した組織の血流が悪くなることがあり、この状態を「ヘルニア陥頓(かんとん)」といいます。

一度この状態になると臓器がむくみ、硬くなってお腹のなかに戻りにくくなります。

 

子どもは痛みのために不機嫌になり、嘔吐を起こすこともあるので注意が必要です。

 

また、ヘルニア陥頓の状態が長引くと壊死を起こす場合もあり、その際は緊急の手術が必要となります。

 

日帰り手術も可能

鼠径ヘルニアは自然に治るものだと考える人も多く、放置しがちですが基本的には予定手術が必要です。

手術時間は平均30分ほどで、合併症のない子どもの場合は日帰り手術が可能となる場合もあります。

手術後は比較的早くシャワーも通学もでき、抜糸の必要はありません。

 

子どもの様子をよく観察し、鼠径ヘルニアが疑われる場合には早めに医療機関を受診しましょう。

 

(Photo by:足成 ) 

著者: yuimaruさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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