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排卵誘発のための準備!FSH・HMG注射について学ぼう!

排卵誘発で使われる注射。ただなんとなく打たれていませんか?

自分の体のためにもどんなものか、きちんと勉強しておきましょう。

 

内服で排卵がうまくいかなかった次の誘発方法が、注射です。

ここではFSH注射と、よく使われるHMGについてまとめました。

 

FSHとHMGの違いは?

まずHMG はFSH(卵胞を育てるホルモン)とLH(排卵を促すホルモン)が入っています。

 

FSHとHMGとの違いは、LHの量の違いということです。

FSHはLHがほとんど入っていません。

純粋に卵胞を育てるだけのホルモン製剤といえます。

 

FSHの使い方と副作用は?

HMGとほぼ同じで連日注射し、卵胞を育て、HCGなどで排卵させます。

こちらも副作用としてOHSSなどがあります。

 

FSHの種類は?

FSHは大きく2種類あります。

 

リコンビナントのタイプ(フェマーラ、ゴナールエフ)

バイオの技術により試験管内で作り出された遺伝子組み換え薬品のFSHのことです。

インスリンも遺伝子組み換え薬品ですね。

 

不純物がないFSH100%で品質も安定しており使いやすく、供給量も問題がありません。しかし開発費などの関係で値段は高いです。 

 

尿由来のタイプ(ゴナピュール・フォリルモン)

尿由来製剤は閉経した女性の尿から作られています。

そのためリコンビナントタイプより純度や品質の安定性にはかけますが、値段は約1/2~1/3です。

 

FSHはどんな人が利用するの?

・年齢が若い人

・多嚢胞性卵巣の人

・もともと排卵がある人

・血中LHが高い人

 

特に多嚢胞の人はもとからLH が高めなので、LHがないFSHを使うといいようです。

FSHのほうがOHSS(卵巣過剰刺激症候群)などを起こしにくいようです。

 

筆者の体験談

筆者は20代でしたが、ゴナピュールという尿由来のタイプを毎日通院して打っていました。

排卵障害で保険が効いていたので、値段も手頃で助かりました。

ちりも積もれば…ですので。

 

不妊専門クリニックなどでは、コストより安定性を見るようなので、リコンビナントのほうを使うことが多いようです。  

 

HMGって?

HMG注射に使用される製剤の成分は「ヒト閉経ゴナドトロピン」と呼ばれるものです。

これは、閉経後の女性の尿から作られる「性腺刺激ホルモン」です。

 

HMGにはFSHとLHどちらも含まれています。

卵巣を直接刺激することによって排卵をひきおこす、現在ではもっとも強力な排卵誘発剤です。

 

HMGはどんな人に使用される?

クロミッドで排卵しない重症の排卵障害や、薬の副作用症状などで治療が困難な場合、体外受精の排卵誘発のときに使用します。

 

HMGのメリット

HMGの排卵の効果は70%に認められ、妊娠率も40%程度です。

 

HMGのデメリット

・OHSS になりやすい。

・多胎妊娠になりやすい。

・効果があるぶん副作用も強いです。

 

タイミングや人工受精の排卵誘発につかったとき、排卵しそうな発育卵胞が4個以上できた場合はリスク回避のため、治療をキャンセルします。

また、HMGを使うと自然排卵しにくいのでHCGを打つことが多いです。

 

HMGの処方はどのように行われる?

HMGは、服用する錠剤タイプの製剤はないのですべて注射タイプです。

 

病院でほぼ毎日、筋肉注射を行う事によって治療を行っていきます。

製剤によっては自費で自己注射もあり、通院の負担は軽減できます。

 

HMG注射は、LHの配分により多数の製品が使用されています。

患者のホルモン含有量によって異なる量、打ち方をします。

 

用量固定法

毎日同じ量のHMG製剤を投与するものです。

簡単なので大体この方法のようです。

主席卵胞が20mm前後に達した時点で、HCGを打って排卵を誘発します。

 

治療後半でも、FSHが多く投与されるので多数の卵胞発育が起こり、OHSSや多胎妊娠の可能性が高くなるといわれています。

 

隔日投与法

多くの場合、1日おきにHMGを注射するようです。

量は一定です。

連日投与よりも多胎の発生が少なく、通院日数も少なくなりますが、投与量の調節が少し難しくなります。

1日おきだと予測もつきにくいですね。

 

漸減投与法

だんだんと投与量を少なくしていく方法です。

自然周期のFSHの分泌をまねする方法です。

最初の投与が多くなり、過剰投与で多数の卵胞が発育しすぎる可能性もあります。

連日の筋肉注射は痛いですが、その分排卵する効果は抜群です。

 

自分でもお腹が張るなど、OHSSの症状に気を付けながら治療していきましょうね。 

 

(Photo by:pixabay

著者: みきっちんさん

本記事は、2016-08-05掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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