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生活習慣病

1型糖尿病の原因が夏風邪のウイルス?ウイルス感染で47%が高血糖になる可能性

生活の乱れと関係なく発症するのが、1型の糖尿病です。1型糖尿病の原因は加齢や肥満、食事、運動不足などではなく、何らかの原因によって、インスリンの分泌が悪くなったり効果が出なくなったりするものです。

原因のはっきりしない1型糖尿病

1型糖尿病の発症と生活習慣は関係ありませんが、一方でその原因は詳しく分かっていません。

血糖値を一定に保つインスリンは、膵臓から分泌されます。そのインスリンを分泌する膵臓のβ細胞が壊れてしまうことが主な原因です。

しかしなぜこれが壊れてしまうのかはっきりとは分かっていません。

原因のひとつ「ウイルス感染」

そんな1型糖尿病の原因のひとつとして、考えられているのが「ウイルス感染」です。

アメリカのマサチューセッツ大学の研究グループの発表によると、「エンテロウイルス」への感染が、1型糖尿病の発症に関与しているのが分かったそうです。

エンテロウイルスというのはよく見られるもので、ポリオウイルス、コクサッキ―ウイルスA群、コクサッキ―ウイルスB群、エコーウイルスなどのウイルスで構成される総称です。

子どもの夏風邪としてよく知られる、手足口病やヘルパンギーナを引き起こすウイルスもこのエンテロウイルスに入ります。

47%が高血糖症に

実験では、マウスの膵臓の一部(インスリンを生産する部分)をとりのぞきました。そうすると当然マウスは高血糖症になります。

その状態から、人間の膵臓の同じ部分を移植しました。これでマウスの血糖値は元に戻ります。

さらにこの状態から、エンテロウイルスの一種を感染させて変化を観察しました。

その結果、感染したマウスの47%が高血糖症になったのです。

高血糖症になったマウスに移植した膵臓の一部を取り出してみると、そこにウイルスが感染していることが確認されました。

さらに、膵臓を移植してウイルスを感染させなかったマウスに比べると、インスリンの分泌量が減っていました。

ウイルス感染が発症原因のひとつ

この実験結果によって分かったのは、ウイルス感染すると1型糖尿病になるということではありません。

1型糖尿病は子どもの発症が多いことから、こうした環境要因と共に遺伝的な要因もあると考えられています。

遺伝的要因と、ウイルス感染のような環境的要因が重なることで、1型糖尿病の発症につながると考えられます。

(参考:Viral infection of engrafted human islets leads to diabetes)

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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