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ガン・悪性腫瘍

レントゲンだけでは早期肺がんを見逃す可能性が?!CT検査との比較!

定期健康診断でほとんどの場合、セットとなって受診する「肺のX線検査(レントゲン撮影)」は、簡易的に肺や心疾患などのリスクがわかり、がんの早期発見につながるというのが一般的な見解です。

 

しかし近年、米研究グループによって行われた調査によれば、「レントゲンは小さな病変では見逃すことも多く、また統計によると受診者と死亡率の低下との関連性が見られなかったため、有用な検査とはいいがたい」と述べられています。

 

X線検査はCT検査と比べてどのくらい精度がある?

2011年のアメリカがん研究所の発表によれば、X線とCT検査の肺がんの検査結果を比較したところ、以下のことが分かりました。

 

X線・CT検査での肺がん陽性率と、その後の肺がん確定率

・対象

X線・CT検査の各種検査ごとに2万6309名の被験者(喫煙者) 

 

・CT検査の陽性率

CT検査で肺がん陽性と診断された確率:27.3%(7191名が、肺がんの疑いと診断)

その後、実際に肺がんが確定した確率:3.8%(270名)

 

・X線検査の陽性率

X線で肺がん陽性と診断された確率:9.2%(2387名が、肺がんの疑いと診断)

その後、実際に肺がんが確定した確率:5.7%(136名)

 

結果の考察

X線とCT検査の使用方法について、あるクリニックの医師の見解(要約)としては以下と述べられています。

 

・X線に比べ、CT検査の方が見落としは少ないが、偽陽性率も高い

上記のX線・CT検査の比較を見る限り、「X線検査は早期がんの見落としが多い」とはいい切れない結果となったが、実際の臨床における感想としてはやはりCT検査の方が見落としが少ない。

しかし、CT検査のデメリットは偽陽性となる確率も高く、二次検査に膨大な費用がかかることある。

 

・放射線の被曝リスクについては、CT検査はX線の75倍である

一般的なCT撮影の場合、X検査のおよそ75倍の放射線量となり、安全性が高いとは言い切れない。

 

最後に(検査をどう使い分ける?)

・CT検査

喫煙者である場合(=リスクが高い場合)、まず問診を行い、肺がんのリスクが高いと診断されればCT検査を行う。

 

・X線検査

半年にいちど行うようにする(一年にいちどでは、進行の早いがんは治療が困難になるケースが多く、不十分である)。

 

以上のように、喫煙されている場合は、定期健康診断のX線検査で異常が見られなくても、定期的に専門医にかかり、診察を受けることが非常に大事となります。

 

(引用・参考ウェブサイト:六号通り診療所所長のブログ

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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