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生活習慣病

糖尿病の合併症の足病変「PAD」の原因とは?足の切断をすることも…

糖尿病における足の合併症は切実な問題です。

糖尿病という言葉がよく知られるようになっても、足の合併症に気づけない患者さんも多く、最終的には足の切断の選択を迫られることもあります。

 

今回は、糖尿病の合併症「末梢動脈疾患(PAD)」についてまとめました。

 

糖尿病の合併症「末梢動脈疾患」

末梢動脈疾患(PAD)は、糖尿病などの合併症として見られる疾患です。

特に糖尿病では足の病変が多く、疾患が進行すれば冒頭に書いたように切断しなければならなくなります。

 

糖尿病合併症としてのPADでの足の切断と、事故などによる足の切断は全く違います。

大きく違うのは、生命予後で、PADでの下肢切断後の5年生存率は、大腸がんと同等かそれ以下とも言われています。

 

糖尿病PAD3因子

1.下腿動脈の狭窄・閉塞

下腿(膝から足首までの部分)型PADの約7割が糖尿病を合併しているとされています。

 

糖尿病によってPADが促進されるのは、血中の糖によって動脈硬化が促進されることが一つの原因です。

 

さらに、膝から下の細い血管がつまりやすく、加えて血流の迂回路ができにくいことも原因です。

これによって下腿に十分な血液がまわらなくなり、PADが起こります。

 

2.中膜石灰化

血管は内膜・中膜・外膜の3層からなっています。

動脈硬化と一言でいっても、いくつか種類があるのですが、そのひとつが中膜石灰化による動脈硬化です。

糖尿病ではイオンのバランスが保ちにくくなり、血中にカルシウムが増えやすくなります。

そのカルシウムが中膜だけに沈着し、石灰化が起こるのです。

 

 

3.末梢神経障害

高血糖の状態が続くと、神経細胞の中にソルビトールという物質が蓄積され、神経障害が起こります。

 

また、12のような理由で細い血管の血流が悪くなると、神経細胞が必要な栄養や酸素が十分にまわらなくなります。

それによっても神経障害は起きます。

 

神経障害が起こると、その部分の感覚が鈍感になります。

すると、ケガの痛みや熱さに気づけず知らない内に、ケガなどを悪化させていることがあります。

放置すればそれが悪化し、潰瘍や壊疽と言った状態に進んでいきます。

 

足の切断はまれではない

「いまどき糖尿病で足の切断なんて」と、他人事のように感じるかもしれません。

もちろん以前よりも糖尿病の合併症としてのPADは、注目されるようにはなりました。

それでも、きちんと自分でフットケアをしていなければ、切断の可能性も十分にあるということを知っておきましょう。

 

 

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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