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生活習慣病

糖尿病合併症「胃不全麻痺」とは!「腎不全」合併すると平均余命は5~10年!?「糖尿病性腎症」透析はいつから必要?

糖尿病の影響でお腹が痛くなることがあります。糖尿病の合併症としては、血管が障害される合併症がよく知られています。

その一方でお腹が痛くなる合併症というのは、なぜ起こるのでしょうか?

今回は、そんな糖尿病のお腹が痛くなる合併症「胃不全麻痺」についてまとめました。

 

糖尿病でこんな症状がみられませんか?

糖尿病と腹痛というと、そのふたつを結び付けられずに、別々に考えている人もいるでしょう。

まずはその考えを捨てて、客観的に自分の症状を見てみてはどうでしょうか?

下記のような症状がないか、確認してみてください。

みぞおちの痛み

お腹の張り

胸やけ

吐き気

食欲不振

嘔吐

食道逆流

腹痛

下痢

便秘

体重低下

高血糖あるいは低血糖

 

糖尿病患者の方でこれらの症状が見られているのならば、糖尿病の合併症の可能性があります。

 

糖尿病の合併症「胃不全麻痺」

こうしたお腹の不調・胃不全麻痺が、どうして糖尿病によってもたらされるのでしょうか?

普通、胃に入ってきた食べ物は迷走神経という神経の働きですりつぶされます。

しかし、糖尿病になって血糖値が高い状態になると、この迷走神経がダメージを受けることがあります。

そのため、消化の働きが弱くなったり、場合によっては完全に止まってしまったりします。

これによって引き起こされるのが、上記のような症状です。

 

胃不全麻痺の食事療法

基本的に栄養バランスなどの内容は、糖尿病の食事療法に則します。

一方で、胃がきちんと動いていないわけですから、消化のしやすさを考えた食事をする必要が出てきます。

 

・一回の食事の量を減らし、回数を増やす

・食事中に水分を十分にとる

 

消化のしやすさを念頭に置いて、食事療法を進めていくようになります。

 

・薬での治療方法もある

アメリカの研究グループが、薬での胃不全麻痺の治療の研究結果を記しています。

用いたのはRM-131という薬で、これを胃不全麻痺を発症している糖尿病患者に服用してもらったところ、嘔吐の回数が半分以上減少したそうです。

 

自分の状態を見ながら徐々に

胃不全麻痺は、症状の程度が変動することもあります。

そのため、お腹の状態と相談しながら、上手に食事をしていけるとよいでしょう。

食事療法は糖尿病の治療の中でも最も効果の大きいものですから、胃不全麻痺があってもそこだけは継続できるように頑張ってください。

 

糖尿病の合併症「腎不全」合併すると平均余命は5~10年!?平均寿命が短い理由

糖尿病に腎不全を合併したとき、その平均余命は5~10年と言われています。

糖尿病自体に大きな悪影響を及ぼす病気ですが、腎不全を合併するとなるとどんな大きな悪影響があるのでしょうか?

 

 今回は、怖~い糖尿病の合併症「腎不全」について、そしてなぜ平均寿命が短いのかをご紹介します。

 

腎不全を合併する恐怖

糖尿病から腎不全を合併するのは、生命に非常に大きな悪影響を及ぼします。

 

腎臓病について知っている人は、「人工透析をすればもっと長く生きられるのでは?」と思うかもしれません。

しかし実際にはそうとも言えないのです。

 

平均寿命が短いのはなぜ?

糖尿病性腎不全の平均寿命が短いのにはどんな理由があるのでしょうか?

 

 

>治療が難しい

糖尿病と腎不全を発症した場合、その治療は非常に難しくなります。

というのも、糖尿病の治療と腎不全の治療というのは、正反対の治療が必要になるのです。

 

糖尿病の治療には、低カロリーで炭水化物を少量にした食事療法が必要です。

さらに運動療法では積極的な運動が必要です。

一方で腎不全の場合、高カロリー低たんぱくの食事療法をします。

そして運動はあまり激しいものは避け、制限のある中で適度にしていかなければいけません。

生活習慣病の治療の要になるのが、こうした食事療法や運動療法です。

そこで、このように反対の治療が必要になるのですから、治療が難しくなるのです。

 

  

>人工透析ができない

人工透析をするには、シャントをつくる必要があります。

これは人工透析をするときに十分な血液の量が保てるように、動脈と静脈をつなぎ合わせた血管のことです。

 

しかし糖尿病から腎不全を発症したということは、全身の血管がすでに大きなダメージを受けている可能性ことが大きいです。

そのため、シャントをつくれる血管がなく、人工透析ができないこともあるのです。

 

もしシャントをつくれたとしても、透析を受け続けることで動脈硬化が促進され、長い間治療を受けられないケースもあります。

 

余命はあくまで平均

糖尿病から腎不全を発症すると平均余命が短いと書きましたが、それはあくまでも平均です。

対応の仕方によっては余命を変えることもできるでしょう。

 

そのためには、信頼できる医師が必要ですし、患者さん自身の努力も必要ということを覚えておきましょう。

 

「糖尿病性腎症」透析はいつから必要?進行過程と症状まとめ

 

糖尿病性腎症と診断。人工透析はすぐに必要か?

糖尿病性腎症は、糖尿病の3大合併症のひとつです。糖尿病患者の方の死亡原因の15パーセントを占めています。また、人工透析になる原因の第1位とも言われています。しかし、慢性腎症性糖尿病と診断されたら、必ずしも人工透析がすぐに必要になるわけではありません。

早期に発見し治療すれば、ほぼ100パーセント進行を抑える事ができると言われています。

 

では、人工透析になってしまうのはいつからでしょうか?

糖尿病性腎症の進行過程は腎機能障害の程度によって、1期から5期の5段階に分けられます。

腎臓病というと、すぐに「たんぱく尿」が思い浮かぶと思いますが、尿にたんぱくがでるのはかなり進行してからの事です。

 

・第1期

 腎機能が70~50%に低下。自覚症状はありません。

・第2期

 腎機能が50~30%に低下。自覚症状はありません。

・第3期

 腎臓の機能が30~10%に低下。腎不全の症状が出る。

 たんぱく尿の検出

・第4期

 腎臓の機能が10%以下に低下。人工透析か腎移植が必要になる。

 たんぱく尿の検出

・第5期

 人工透析を受けるか、腎臓移植をしなければ、生命の維持ができない。

 

 人工透析を受けるのは、第4,5期となります。

 

 たんぱく尿の出る前(第3期)なら、進行をくい止める事は可能といわれています。第1,2期で進行をくいとめられるように、自覚症状がなくても治療を放せず定期的に尿検査・腎機能検査を受け、早期発見、早期治療を心がけましょう。

 

人工透析で本当に辛いのは水分制限?人工透析ってどんなもの?

年々患者数が増え続けている糖尿病ですが、糖尿病それ自体はあまり怖くない病気です。しかし、合併症を発症してしまうと、たちどころに大変恐ろしい病気へと変貌します。

その合併症の中でも特に糖尿性腎症は、腎臓機能を阻害します。ですから、症状が進行してしまうと腎不全になってしまい、人工透析が必要となります。

 

◆人工透析では何をしているの?

人工透析とは、腎不全になった腎臓の代わりの役割をする治療です。人工透析では、まず体に2本の針を指します。その片方から脱血してダイアライザーと呼ばれる人工腎臓で余分な毒素や水分を取り除き、それからもう片方の針に返血していきます。

 

また、体の体液を循環させる必要もありますから1回につき約3~4時間行われます。その間はずっと寝たきりになります。その間は寝たりテレビを見たりを様々ですが、基本的にはベッドに拘束された状態になります。

 

◆人工透析はどれくらいの頻度で行うの?

健康な腎臓であれば24時間私達の体内で活動してくれています。しかしその腎臓が腎不全になり、機能を果たさなくなってしまうと寝たり食べたりしている間にも毒素は体内にどんどん蓄積されていきます。そのため、人工透析は週3日つまり月水金、火木土のいずれかのスケジュールで透析を行う必要が出てきます。

 

ただし、むくみが酷かったり毒素が溜まりやすいという人は、透析時間の延長が必要になってきます。つまり、私生活をかなり拘束されてしまうということですね。

 

◆透析導入で一番辛いのは「水分制限」

腎不全になると毒素だけでなく水分も排出できなくなってしまいます。過剰な水分摂取はむくみだけでなく肺水腫なども引き起こしますので、体内の循環量が増えることで心臓にも大変大きな負担を書けてしまいます。

ですから、水分制限を行うのですが、喉が渇く暑い夏の季節も、寒く温かいものが恋しくなる冬の季節も、透析導入となるとかなりの制限をさせられることになります。

 

糖尿病は、医師の指示に従って運動療法や食事療法などで血糖値などをコントロールすれば、上手く付き合っていける病気です。ですから、透析を導入せざるを得ない状況になる前に、しっかりと治療に取り組むようにしましょう。

(参考:Potential Treatment for Symptoms of Diabetic Gastroparesis) 

(Photo by:pixabay

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-11掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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