育児
子どもが下痢、嘔吐…受診のタイミングは?感冒性胃腸炎のホームケア
子供が下痢をしているので病院へ連れて行ったら「お腹の風邪(感冒性胃腸炎)ですね」との診断されたことはありませんか?
お腹の風邪の場合、お家ではどんなケアをしたらいいのでしょうか。
ここでは「感冒性胃腸炎」と診断された場合の対処法についてまとめてみました。
■受診のタイミングは?
子供に下痢、嘔吐が見られても、食事が摂れている場合は家での経過観察で十分です。
しかし、トイレから出られない、オムツを替えても替えても汚すようなひどい下痢や、水分も取れないほどの嘔吐が続く場合は早めに小児科へかかりましょう。
水分も取れない場合は病院で点滴などの処置をしてもらえます。
その後は感冒性胃腸炎の特効薬はありませんので、家での対処で自然な回復を待つことになります。
■食事で気をつける事
感冒性胃腸炎はお腹の風邪なので、胃腸に優しい食事を食べさせてあげましょう。
おかゆやくたくたに煮たうどん、りんご(ジュースでもよい)などがおすすめです。
おかずは油っこい物や硬いものは避け、柔らかく煮た野菜などがいいでしょう。その際は、味付も薄めにしてください。
下痢がある間は柑橘類、牛乳などの乳製品は下痢を悪化させますので避けましょう。
嘔吐症状があるときは無理に食事を取らせず、水分補給だけはしっかりとしてあげてください。
経口補水液がお勧めです。薬局・ドラッグストアなどで手軽に入手できます。
赤ちゃんにも大人と同じ経口補水液が使えます。(赤ちゃん用のイオン飲料は別物なので注意してください)
■生活で気をつける事
オムツをしている子供の下痢が激しいときはオムツかぶれが心配です。
ウンチの度に交換するのはもちろん、まめにお尻をぬるま湯で洗ってあげましょう。
下痢のオムツには感染性のウィルスや細菌がいっぱい。必ずビニール袋に包み処理します。
処理したあとの手は必ず石鹸で洗いましょう。できるならオムツ替え時は使い捨ての手袋を使いましょう。
オムツが外れている子供ならトイレの度に手を洗わせ、大人も一緒に洗うように心がけましょう。
子供が感冒性胃腸炎と診断された場合、感染力の強いウィルスを保持している事が多いため、他の家族やお友達にうつさない事が重要になってきます。
正しい対処を心がけましょう。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部