育児
子どもの水いぼ、放置してもOK?家庭でできるホームケア
子どもがプールや公衆浴場から帰ってきた後、子どもの肌に赤いポツポツが…。
これってもしかして水いぼ?他の人にうつるんじゃないの?
そんな状況になった時に適切な対処が出来るように水いぼについて知っておきましょう。
子どもの水いぼの症状
水いぼは、伝染性軟属種というウィルスの接触感染によって発症します。
発症する人のほとんどは10歳未満という特徴があります。
代表的な症状は以下の通りです。
・大きさ1~3mm前後の赤いポツポツ(皮疹)が肌にできる
・皮疹の中心に白い芯がある、または少し中心が凹んでいる
・主に、胸・腹・脇の下・手足・肘・膝などの場所に皮疹ができる
・かゆみや痛みはない場合が多い
子どもの水いぼの治療法
水いぼは放置していても、数ヶ月で自然治癒することの多い病気です。
しかし、子ども本人が、アトピー性皮膚炎や乾燥肌、家族や本人がアレルギーや喘息を持っていると悪化しやすかったり、治りにくかったりします。
そのような場合、早めに病院を受診する必要があります。
そのような要因がない場合でも、他の人にうつる病気なので、集団生活に支障がある時や、水いぼの数が5個以上に増えていってる場合は早めに病院を受診することをお勧めします。
病院では、トラコーマ鑷子という特殊なピンセットで水いぼを取り除く、液体窒素で焼くなどの治療が行われます。
また、漢方薬のヨクイニンや、硝酸銀ペーストという塗り薬が処方される場合もあります。
子どもの水いぼの家庭での対処
水いぼは、悪化する要因(アトピー性皮膚炎など)がなかったり、増加の傾向が見られない場合、家庭で対処して1ヶ月程度で治る場合もあります。
家庭で出来る対処は以下の通りです。
・イソジン軟膏をお風呂上がりに、綿棒で水いぼの一つ一つに塗る
・漢方薬のヨクイニンの内服(薬局で販売しています)
・皮膚を清潔に保つ
治療中は、衣服やタオルの貸し借りをしないようにするなど、他の子供へうつらないように注意しましょう。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部