育児
子どもの目が真っ赤!アレルギー性結膜炎の症状を知って対策しよう!
子どもがしきりに目をこすっているな、と思ったら目が真っ赤!
もしかしたら、アレルギー性結膜炎かもしれません。
アレルギー性結膜炎の症状や治療法についてご紹介します。
アレルギー性結膜炎とは?
まぶたの裏側と白目をおおう部分の粘膜を、結膜といいます。
この結膜に、アレルギーの原因となる物質が付着して炎症を起こす病気を、アレルギー性結膜炎といいます。
特定の季節に症状が見られるものを「季節性アレルギー性結膜炎」と呼び、一年を通して症状が見られるものを「通年性アレルギー性結膜炎」と呼びます。
季節性の代表としては花粉が有名です。
症状と原因
症状として主なものは、下記の通りです。
・目のかゆみ
・目の充血
・水のようなさらさらした目やにが多く出る
・涙が多くなる
・まぶたの裏にできものができる
子どもが目をかゆがって赤く充血していたら、受診することをおすすめします。
原因としては、下記のものが考えられます。
・花粉(スギ・ヒノキ・カモガヤ・ブタクサなど)
・ハウスダスト(ホコリ・ダニ・カビなど)
・ペットの毛
・コンタクトレンズの汚れ
花粉に関しては季節性のものですが、ハウスダストは通年性のものです。
こまめに掃除し、家電製品などは内部まで徹底的に掃除する必要があります。
空気清浄機を購入したのに、管理が行き届いてなくて、むしろカビやホコリを余計に放出しているというケースもありますので、メンテナンスをおろそかにしないようにしましょう。
治療と対策
眼科での治療が主となりますが、眼科では点眼薬が処方されます。
かゆみの症状を抑える、抗アレルギー点眼薬が一般的です。
症状が重い場合には、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬が処方される場合もあります。
アレルギー性結膜炎を発症し、治ったとしてもアレルゲンをとりのぞかない限り、再発する可能性が高くなります。
再発しないためにも、対策をきちんとしましょう。
花粉について
・花粉などが付着しないため、肌の露出を極力さける(メガネ、帽子、マスクなどの着用がおすすめ)
・帰宅時や洗濯物をとりこむ際には、花粉をはらい落とす
・帰宅後は手洗いうがいを心がける
・帰宅後すぐに洗顔やシャワーを浴び、肌についた花粉も落とす
ハウスダストについて
・こまめに掃除をする
・ほこりが舞い上がらないように、ぬれぞうきんで掃除をする
・布団を定期的に干して、ダニを防止する
・寝具類はこまめに洗濯をする
・季節家電のメンテナンスを定期的にする
・部屋の換気をこまめにし、カビを防止する
そのほかにも考えられる対策はたくさんありますが、できることから一つずつ対策するようにしましょう。
子どもはかゆいと、がまんできずにかいてしまいますよね。
汚れた手で目をこすると、さらに症状が悪化してしまいます。
眼科でかゆみ止めの点眼薬を処方してもらい、子どもがかかないように注意しましょう。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部