育児
乳幼児のくしゃみ・鼻水がかわいそう…アレルギー性鼻炎3つの対処ポイント
大人の間ではよく耳にする、花粉症やアレルギー性鼻炎。
実は発症が低年齢化しており、乳幼児にも多いのです。
小さな子どもが鼻水ずるずるなのはかわいそうですよね。
症状や対処のポイントについてまとめました。
アレルギー性鼻炎はなぜ起こる?
アレルギー性鼻炎の原因である物質…多くの場合は花粉やハウスダストなどですが、これらを「抗原」または「アレルゲン」といいます。
このような抗原を排除するため、体は抗体を作って対応するのですが、これらが過剰に作用するとアレルギー反応が起きます。
この過剰反応が目や鼻に起こると、目のかゆみ・くしゃみ・鼻水が起こります。
涙・くしゃみ・鼻水によって、抗原を体外に排出しようとしているのです。
花粉をアレルゲンとする場合の鼻炎は、特に花粉症として知られていますね。
これも、アレルギー性鼻炎のうちのひとつなのです。
子どものアレルギー性鼻炎の症状は?
アレルギー性鼻炎の3大症状は、以下です。
・目のかゆみ
・くしゃみ
・鼻水
もちろん子どもの場合も、大人と同様の症状は見られるのですが、低年齢の場合には、症状を自分で訴えることが少ないため見逃されがちです。
子どものアレルギー性鼻炎を疑う仕草
上記の症状以外にも、アレルギーを疑う仕草がいくつかあります。
・鼻血が出やすい
鼻がむずむずして鼻をいじるため、内部が傷つきやすい
・口呼吸をしている
鼻が詰まって息苦しいため、口呼吸になる
・鼻や口周りをしかめる
鼻の違和感やかゆみから逃れるため、無意識にしかめている
・起床時によくくしゃみをする
ママ・パパはこれらの症状を覚えていて、「子どもの様子がおかしいな」と思った時には、医療機関を受診しアレルギーの検査を受けるとよいでしょう。
早めに診断できれば、対策を講じることができます。
花粉に反応している場合は季節性がありますが、ダニやハウスダストは通年反応する可能性もあります。
アレルギー性鼻炎の3つの対処法
アレルギー性鼻炎は完治の難しい病気なので、大人であればアレルギー剤を内服し、点鼻薬などで症状を緩和しながら付き合っていくしかありません。
しかし、最近では発症が低年齢化しているため、乳幼児は全く同じ治療をすることはできません。
ママ・パパは、以下のポイントを参考に適切に対処してあげてくださいね!
医師の判断のもとで薬を服用する
市販の薬は専ら大人用であり、子どもには適しません。
アレルギーの治療に使われるお薬には、血管の収縮剤が含まれている場合があり、子どもに使用するとショックを起こす可能性もあるのです。
アレルギー内科などを受診し、子どもが飲んでもよいお薬を処方してもらい、症状を緩和できるよう内服させてあげましょう。
アレルゲン物質を可能な限り排除する
診断を受け、何に対してアレルギー反応を起こしているのかがはっきりしたならば、そのアレルゲン物質を可能な限り排除してあげましょう。
花粉であれば、外出からの帰宅時には体についた花粉を落とし、室内の環境を整えるため、空気清浄機などを適切に使用しましょう。
ダニやハウスダストの場合にはこまめなお掃除や換気が重要です。
栄養価の高い食生活を
アレルギー性鼻炎が見られるのは、最近では2〜3歳から症状が見られているようです。
その頃にはミルク期も終え、おそらく普通の食事を始めていることでしょう。
栄養価の高い食生活を心がけ、身体の免疫力を高めてあげることが大切です。食生活の変化がアレルギー患者を増やしている、とも言われています。
野菜や魚・穀物などもバランスよく食べられるよう、ママは手作りの食事でお子さんの身体を気遣ってあげたいですね。
アレルギーは子どもに遺伝する?
アレルギー系の疾患は、多くの場合遺伝性があります。
花粉症についても、両親が花粉症を患っている場合には、残念ながらお子さんも花粉症になる可能性があります。
予防することは確かに難しいのですが、予め花粉症の可能性を予測し、花粉が多い季節・日には外出を控える、マスクなどで体内に花粉が入ることを防ぐ、など対策はできます。
未発症の時期からこういった対策をすることで、重症化を防ぐことにも繋がります。
ママ・パパは自分の体質も改めて見直しながら、お子さんの成長や毎日の変化を見逃さないようにしてあげてくださいね。
「赤ちゃんの鼻水・鼻づまり・くしゃみ」に関する体験談
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(カラダノート体験談-投稿者mannishさん~鼻水が凄い時の対処法。-)
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(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部