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育児・子供の病気

BCGワクチン接種に、「結核菌自体の感染を予防する」効果はあるの?

BCGワクチンとは、結核を予防するためのワクチンです。

日本でもまだまだ感染者は存在している状態で、人口10万に対し約20人は結核感染者であるといわれています。

 

過去には、BCGはツベルクリン反応で陰性であった場合にのみ(=抗体が無い)接種することになっていましたが、現在では予防接種法により原則1歳までに接種する義務があります。

 

ただ、その効果については不明な部分があります。

乳児の重症感染(髄膜炎など)予防に関しては、約60%の効果があることは判明しているものの、結核感染自体を予防するのかについては公表されている資料がありませんでした。

今回、英研究によりその詳細が明らかにされています。

 

BCGワクチンとは?

BCGワクチンとは、毒性を弱くした牛型結核菌を静脈注射することで、かるい免疫反応を起こして抗体をつけ、結核菌感染への防御を目的としたものです。

 

効果は1回の接種(原則満1歳まで:特に生後5ヵ月~8ヵ月までを推奨)で、重症感染への予防効果が60~70%持続(約10年間)するといわれています。

 

結核にかかると、どのような症状が出る?

乳児が結核菌に感染すると、発病する確率がひじょうに高く、「初感染結核(=初感染症状)」「粟粒(ぞくりゅう)結核(=多臓器に結核病変が生じる)」「結核性髄膜炎(=2週間のうちに進行する脳への重症感染で、粟粒結核の80%に発症する)」という3つの疾患にかかるリスクが高まるとされています。

 

BCGは限定的ながらも、結核菌自体の予防効果がある

小児へのBCG接種は、20%の結核菌感染予防と70%の発病予防効果がある(British Medical Journal誌)

・データ解析Ⅰ

試験内容:3855名の小児を対象にした、14種のデータ解析

結果:結核菌の感染を有意に19%予防することが明らかとなった。

 

・データ解析Ⅱ

試験内容:6種類のデータ解析

結果:感染自体の予防は27%、結核発症への予防は71%となった。

 

⇒上記2例より、限定的ではあるものの、BCG接種で結核菌感染自体の予防効果を示すことが明らかとなった。

 

最後に

ただ、注意しなければならないのは、接種時期に関してです。

以前BCG接種は原則6ヶ月未満とされていた時期もありましたが、現在では他のワクチンとの優先順から、1歳未満に延長されることになっています。

 

しかし、クリニックの中には「6ヶ月以降のBCG接種は無意味である」という見解を述べているところもあります。

接種時期の変更はひんぱんに行われていることから、継続的に注意することが必要でしょう。

 

(引用・参考ウェブサイト:六号通り診療所所長のブログさいとう小児科内科クリニック

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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