育児
紙より布オムツの方がおむつはずれが早くなるって本当?布おむつのメリットって?
「布おむつにするとおむつはずれが早くなる」…こんな噂を耳にしたことのあるママは多いはず。
そもそもどうしてこう言われるのでしょうか?
ここではその噂の根拠と、実際のところ紙おむつの赤ちゃんよりおむつはずれが早いのかどうかを調べました。
また、布おむつのメリットについてもまとめました。
紙おむつが無かった時代、おむつはずれは早かった
「布おむつはおむつはずれが早い」と言われる根拠、それは紙おむつが無くて赤ちゃんは全員布おむつだった時代のおむつはずれが早かったことが挙げられます。
現代ではおむつが外れる年代は大体2、3歳頃ですが、今のような紙おむつが登場する30年前ぐらいまでは1歳前後でおむつがとれている子が多かったそうです。
理由として、この頃の赤ちゃんは布おむつで過ごす事により、おむつが濡れる事への不快感をより強く感じられ、おしっこが出る感覚が掴みやすかったからだという説があります。
確かに紙おむつはすぐにおしっこを吸収してさらさらにしてくれるので快適な分、子供が排尿したと自覚しにくいとは思います。
と、ここまで読んだママは「それじゃあ布おむつにして早くおむつを取らなきゃ!」と思われるかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
おむつが早く外れるかどうかには、もう一つ重要なポイントがあります。
早いおむつはずれには、時期も重要
漠然と布おむつにしているだけでは早く取れません。
おむつはずれには、トイレやおまるに座らせる習慣づけが必要です。
1歳前の子どもですと、トイレやおまるに座らせても嫌がりませんので、この時期に座らせる習慣をつけておくことが早いおむつはずれへの第一歩です。
たまには偶然おしっこをおまるや便器の中に出すでしょうから、その時はうんと褒めます。
何週間か続けていくうちに誘って座らせると出るようになれば、日中パンツやトレーニングパンツをはかせて過ごさせてみましょう。
おもらしが多くて数週間は洗濯や掃除が大変だと思いますが、この方法ですと早い子で1歳半ごろにはトイレでの排尿ができるようになるそうです。
「おむつが外れない」と焦らない
上記のような方法で、大変な負担の中トレーニングを頑張ってもなかなか外れず、3歳頃までかかってしまう子供ももちろんいます。
ずっと紙おむつのみで過ごしてもほとんどの子供は必ずおむつが外れますから、手ごたえを感じられず負担が辛く感じたら、トレーニングを中断しても問題ありません。
気力が回復したらまた挑戦しましょう。
結論として、布おむつの子供はおむつはずれが早く済む傾向はあるといえそうです。
しかし、時期には個人差がありますし、布おむつは紙おむつよりも一手間です。
ママが負担に思わない範囲で実践してみるとよいでしょう。
布おむつはまだまだ使う人がたくさんいる?
CMでよく見る赤ちゃんの紙おむつ。
いろいろなメーカーがCMをしていますが、どのメーカーの紙おむつもさほど大きな差はありません。
赤ちゃんの体型によって合う、合わないがあると思いますが、今の時代は本当に便利になり、紙おむつもずいぶん進化しました。
長時間つけていても漏れないのは当たり前。
デリケートな肌にやさしいのも当たり前。
使い捨てなのも当たり前。
かわいいデザインが入っているのも当たり前。
布おむつっていう言葉だけで昔っぽい…と思うママもいるかもしれません。
しかし、この布おむつ。
また最近使う人が増えてきて、実はイマドキになりつつあるのです。
布おむつの入手
従来の布おむつは、さらしやガーゼの布を何枚も重ねて、自分で縫って使うのが普通でした。
現代は忙しいお母さんのために、便利で手軽に布おむつが始められるように、市販ですぐ手に入れることができます。
布おむつのメリットは?
・経済的
布おむつを長期で使用すれば、紙おむつよりも布おむつの方が経済的です。
・肌触りが良い
お肌がデリケートな赤ちゃんでも安心して使うことができます。
・ゴミが少ない
布おむつは毎回洗って使用するので、地球にも優しいのです。
・通気性がよい
紙おむつはぬれると高吸収ポリマーが膨らむので、通気性が悪くなります。
・一度買えば買いにいく必要がない
あらかじめ最初に数をそろえておけば、紙おむつのように毎回大きい袋に入ったおむつを買いにいかなくてもよくなります。
・おむつが早くはずれる
紙おむつは高吸収ポリマーがあるので、多少おしっこをしても、赤ちゃんが不快を感じないように作られています。
布おむつは布でできているので、おしっこをすれば不快に感じ、それを理解した赤ちゃんはおしっこをする前に、お母さんにトイレのサインを送ることができるようになります。
おむつが早くはずれると、ママも楽になります。
いかがでしたか?
布おむつのイメージは変わったでしょうか?
布おむつって、赤ちゃんにとってもママにとっても地球にとっても、良いことがたくさんあるのですね。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部