育児
乳幼児に起こりやすい事故とは?月齢別で確認しよう!
乳幼児の事故、聞くだけでこわいですよね。
事故は乳児の死亡原因の第5位、幼児の死亡原因の第1位になっています。
月齢別にどのような事故が多いのか、また注意すべき点をお話します。
新生児~3ヶ月までに起こりやすい事故
この時期の乳児はまだ寝返りができません。
・窒息
窒息は0歳児の事故でもっとも多いものです。
やわらかい布団でうつぶせ寝をしている時や、タオルなどが手の届くところにあり、口にしてしまった場合におこります。
・やけど
ミルクの温度が熱すぎるという場合が多いです。
その他にも、手の届くところに熱い飲み物がある、シャワーが熱すぎるという原因からも起こっています。
4~7ヶ月に起こりやすい事故
この時期の乳児はなんでも口に入れてしまいます。
寝返りもはじまります。
・誤飲
乳児の口よりも小さいものは誤飲の危険があります。
特にとがったもの、ボタン電池、タバコなどは危険性が高いです。
・転落
4ヶ月頃から寝返りをし始めるので、ベッドやソファからの転落が多いです。
8~9ヶ月に起こりやすい事故
この時期の乳児はお座り、ハイハイができるようになります。
・転落
階段や椅子などからの転落に注意が必要です。
・やけど
自由に動きまわる範囲が広がるので、炊飯器、ヒーターなどによるやけどもおこります。
10~12ヶ月に起こりやすい事故
この時期の乳児は、つかまり立ち、ひとり歩きができるようになります。
・交通事故
道路でのよちよち歩きをしている時に、交通事故が起きる危険があります。
・切り傷、打撲
まだ歩きはじめて間もなく、不安定なので、家具の角などにぶつかりやすいです。
刃物などのいたずらにも注意が必要です。
1歳に起こりやすい事故
1歳の幼児は、走ったり登ったりできるようになります。
好奇心や身体能力が活発化してきます。
・転落
窓やバルコニーに登って、そこから転落する恐れがあります。
・おぼれる
浴槽で転倒し、おぼれる事故の危険が高いです。
・交通事故
大人と自転車に二人乗りしているときに、交通事故に合う場合があります。
ヘルメットをかぶっていないと重症化する危険もあります。
2歳に起こりやすい事故
2歳の幼児は、階段の上り下りができるようになります。
・おぼれる
川やプールなどでおぼれる事故に注意が必要です。
・誤飲
ビニール袋の誤飲は窒息の危険があります。
・交通事故
三輪車に乗っているときの交通事故にあうことがあります。
乳幼児の事故による死亡率は、年々減少傾向にあります。
乳幼児の事故は、大人が注意していれば防げるものばかりです。
起こりやすい事故の特徴を把握して、事故を防ぎましょう。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部