カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 食中毒 >
  4. O-157 >
  5. 大腸菌O157への抗菌作用がある?!ペパーミントでつくる除菌スプレーとは?

気になる病気・症状

大腸菌O157への抗菌作用がある?!ペパーミントでつくる除菌スプレーとは?

1990年代に朝日新聞で、昭和薬科大とロッテ中央研究所の研究論文を元にした、「ペパーミント精油は病原性大腸菌O157の抗菌効果がある」という要旨の記事が掲載されました。

 

論文では、ペパーミント精油は芽胞(がほう)を持たない菌に対する殺菌効果があり、精油を数滴アルコールに溶かして使用すると、大腸菌O157が除菌されたと述べられています。

 

では、実際に台所除菌剤として使用する際には、どのような配合で作ればよいのでしょうか?

 

ペパーミントとは?

ミントには現在、大きく分けて2種類(スペアミント系、ペパーミント系)があります。

ペパーミントの方がメントールの含有量が多く、スペアミントよりもより清涼感があります。

 

含まれる成分と性質

ペパーミントは主に葉が使用されますが、その成分としてはメントール、精油成分、フラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールなどが含まれています。

殺菌作用のある成分は主にメントールで、アルコールの一種であるため揮発性があります。

 

ペパーミント除菌剤の作り方

前述の論文で使用された、大腸菌O157の除菌剤は「250mlのエタノールに、0.1mlのペパーミント精油(2滴)を添加」というものですが、原液では強すぎます。

一般的な市販の台所用除菌剤では、「エタノール50%程度に水や微量の除菌剤を加える」というように希釈されたものとなっています。

 

ペパーミント除菌剤の作り方

・無水エタノール(230ml)

・精製水(20ml)

・ペパーミント(2滴)

 

※より香りを楽しみたい場合はオレガノ、シナモン、レモンなどの精油を数滴添加します。

 

海外論文の「ペパーミント抗菌試験」の結果は?

大腸菌O157に対する2種類の精油抗菌効果(PMID: 22789458)

・試験方法

試験管内の大腸菌O157に対する2種類の精油(ペパーミント、ラベンダー)を添加する。

 

・結果

最小阻害濃度(MIC)は、ラベンダー精油の(0.25 μL/mL)添加で黄色ブドウ球菌に対する除菌効果を示した。

ペパーミント精油はMIC(0.50 μL/mL)黄色ブドウ球菌・大腸菌O157:H7の両方に対して効果を示した。

精油は、最適でない温度で保存されたミンチ牛肉(9℃前後)の細菌繁殖を顕著に減少させ、新鮮な匂いを延長させた。

 

まな板に自作スプレーはひかえるべき

上記のように、ペパーミントの精油単独でも、大腸菌O157への除菌効果があることが明らかになりました。

 

ただ、厚生労働省の見解によれば、確実な感染予防のためには熱湯や次亜塩素酸系除菌剤を用いるべきであると述べられています。

このことからも、特に注意すべき調理道具(まな板やふきんなど)に関しては、エタノールや精油系除菌剤はひかえたほうが安全なようです。

 

(参考ウェブサイト:PubMedわかさ生活Energy Roseの日々

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

オススメ検索ワード

O-157に関する記事

食中毒にかからないために!O-157対策のポイントは「加熱」

  ノロウィルスと並んでよく耳にする食中毒の原因、O-157(オーイチゴー...

子どもがかかりやすい!腸管出血性大腸菌が持つベロ毒素が引き起こす病気"HUS"に気をつけて

腸管出血性大腸菌の問題となるのが、ベロ毒素というものです。このベロ毒素とはいっ...


食中毒!出血性大腸炎~大腸菌O-157とは?その症状と予防法

「O157:オーイチゴーナナ」この響き、ニュースで耳にする機会が多いことと思...

O157の原因菌はハエが運んでくる場合がある!?~食中毒の予防法~

   O157を発症すると酷い下痢や嘔吐を起こし、体力がない高齢者や赤ちゃんの場...

カラダノートひろば

O-157の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る