カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 食中毒 >
  4. 腸炎ビブリオ >
  5. 夏場の魚介類は4℃以下で保存すべき?腸炎ビブリオの予防法とは?

気になる病気・症状

夏場の魚介類は4℃以下で保存すべき?腸炎ビブリオの予防法とは?

夏場(6~10月)は食中毒が多発するため、食品の保存方法には注意が必要です。

なかでも生の魚介類には、腸炎ビブリオが発生しやすいため、調理器具の除菌、冷蔵庫の温度管理には特に気を使う必要があります。

 

また、腸炎ビブリオは塩分を好む特性があります。

過去には、野菜を切るまな板を魚と同じにしたため、そのあと浅漬けにした際に腸炎ビブリオが増殖し、食中毒にいたったという事例があります。

 

まずは腸炎ビブリオ菌の特徴を知った上で、この菌による食中毒の予防方法を考えていきましょう。

 

腸炎ビブリオとは?

腸炎ビブリオとは、主に海中に生息する好塩性のグラム陰性菌です。

たわら型でべん毛を持ち、長さ約2μmの大きさで、至適環境では10分に1回の速度で分裂し、約6時間で数百億個にも増殖するとされています。

 

また、ヒトの腸管に達したあとは、自らのタンパク質を送り込むための分泌装置を下ろし、他の細菌を腸管から排除します。

さらにヒトの細胞を破壊する(筋肉細胞や赤血球など)毒素を出します。

 

腸炎ビブリオの特徴とは?

・3~4%の塩分を好むため、海水に多くひそんでいる。

・真水(水道水)には弱い性質がある。

・他の細菌に比べて増殖スピードが速い。(10分に1回分裂)

・4度以下の低温ではほとんど増殖しない。

・熱に弱く、100℃では数分で死滅する(毒素は熱で破壊できない)。

 

感染の予防法は?

・購入した魚介類は、すぐ冷蔵庫へ入れる(調理直前まで4℃以下のチルド室へ保管する)。

・魚介類の保存中は、他の食材に触れないようにする。

・調理の際は、水道水でよく洗う。

・調理後は、できるだけ早く食べる(加熱することが好ましい)。

・魚介類を触った手で、そのまま他の食材を触らないようにする。

・調理後のまな板、包丁、ふきんなどは、熱湯や漂白剤で殺菌する。

 

最後に

この菌による食中毒の事例は、刺身や貝類を4℃以上で保存していたものを摂取した例が多いのです。

いっぽうで、前述のように二次感染(魚介類の付着菌が調理器具を介して感染する)によるものも報告されています。

特に浅漬けなど塩分の含有食品に触れる際は、十分な消毒が必要になります。

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

腸炎ビブリオに関する記事

お魚大好きな方必見!魚介類の生食が原因の食中毒 腸炎ビブリオとは

  様々な食中毒の中でも、日本人で患者数が特に多いものの1つに「腸炎ビブリ...

下痢や腹痛、腹部の膨張感…危険な寄生虫!ジアルジア症

  ジアルジア症という寄生虫による病気をご存知ですか?このジアルジア症は、ラン...


魚からだけじゃない!腸炎ビブリオ食中毒

  日本で最も多い食中毒の1つ、腸炎ビブリオ食中毒。 海産魚介類の経口感...

わが国で発見された腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオ菌は海水の細菌の仲間で、病原菌きっての抜群の増殖力を持っています...

カラダノートひろば

腸炎ビブリオの関連カテゴリ

腸炎ビブリオの記事ランキング

人気体験談ランキング

気になる病気・症状のひろば閲覧ランキング

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る