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女性のカラダの悩み

新型デオドラント剤「衣類の消臭スプレー」、第4級アンモニウム塩の安全性は?

近年の研究で、汗によるニオイの原因は、皮膚が何らかの原因でアルカリ性にかたむき、雑菌が繁殖することで汗が分解(低級脂肪酸などに)されるためであることが明らかにされています。

 

これを受け、新型のデオドラント製品として話題となっているのが「衣類の除菌スプレー」です。

体に直接デオドラント剤を付けるのではなく、衣類に除菌剤を染み込ませることで悪玉菌の繁殖を防ぐ作用があります。

 

ただ、これらの除菌剤には「第4級アンモニウム塩」という成分が用いられていることがあり、その安全性を疑問視する声もあります。

 

第4級アンモニウム塩とは?

第4級アンモニウム塩とは陽イオン界面活性剤(逆性石けん)の一種で、水に溶けるとプラスに帯電して陽イオンとなる性質があり、マイナスに帯電するタンパク質(細菌や人体も含む)やセルロースを変質(細胞の構造を破壊)させる作用があります。

 

デオドラントスプレーの製品の成分表には、アルコールの横に「除菌剤」という記載がありますが、これが第4級アンモニウム塩を示している場合があります。

その中のひとつ「ベンザルコニウム塩化物」は、人の皮膚に使用する場合最大0.1%に希釈して使用することが原則で、粘膜への使用は避けるべきとされています。

 

特徴

タンパク質の変性作用があるため、基本的には非生体向けの消毒薬である(主に家具などの消毒に使用)。

 

効果のある菌、ウイルスなど

グラム陽性菌、グラム陰性菌、真菌の一部、エンベロープを有するウイルスの一部に有効(結核菌、芽胞を持つ強い菌類には無効)。

 

作用機序

・タンパク変性、酵素の切断

・膜透過性障害による溶菌など

 

使用可能な濃度

0.05~0.2%:家具など

0.1%:体に触れる器具など

0.05~0.1%:手指・皮膚

0.01~0.025%:粘膜、皮膚の創傷部位

 

主な副作用

発疹、癌痒、過敏症状。

希釈液は、毒性は低く成人が少量を誤飲しても特に害はない。

しかし、0.1%以上は眼を腐食し、1%以上は粘膜を、5%以上は正常皮膚を腐食する。

 

最後に

一般的な除菌剤に含有されるベンザルコニウム塩化物の濃度は0.1%(100倍希釈)が基準であることから、皮膚へ少量付きすぐ洗い流す程度では、問題がないものと思われます。

 

ただ粘膜に関しては、使用可能濃度を上回っていることから、使用の際にはできる限りマスクや眼鏡装着をした方がよいかもしれません。

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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