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妊娠・出産

体外受精、顕微授精の初期胚移植。そのメリット、デメリットとは?

体外受精や顕微受精を行う際、医師とスケジュールを組んで何度も病院に足を運びながら、治療を進めていきます。

 

採卵や採精が済んだら、培養して受精卵を子宮内に戻し、移植させます。

移植させる方法にはいくつかあり、卵子や受精卵などの状態に応じて最適な方法で移植します。

 

今回はその中でも、移植方法の一つである、初期胚移植とはどのようなものなのか、その方法を選択するメリット・デメリットは何かをご紹介します。

 

初期胚移植とは?

通常の移植方法で、採卵してから2~3日培養させた後に、分割した胚を子宮に戻す移植方法です。

複数の胚ができるので、その中からいちばんグレードの良い順に移植していきます。

 

グレードは1a、1b、2aと続き4b、5まであります。

いちばん1aが良い状態ですが、グレード3までは良い胚とされ移植の対象になります。

しかし、グレードがよければ100%妊娠するとは限りません。

 

顕微鏡で形質的に良好な胚とされていても、半数は染色体異常があるといわれており、流産する可能性もあります。

またグレードが低くても、出産までいたることもあるので、あまり神経質にとらえない方がいいでしょう。

 

初期胚移植のメリット

良い受精卵が少ないと、培養器の中で育たないこともあります。

そのような場合は、早めに良い環境の子宮内に戻してあげるため、初期胚移植を選択します。

 

初期胚移植は一般的な移植であり、培養時間も他の方法に比べ短いので、他の移植法に比べやや金額が低くなります。

 

また、正常な受精ができると、90%以上の受精卵が分裂するので、この移植が中止になることはほとんどありません。

 

初期胚移植のデメリット

自然妊娠では、初期胚の次の段階の胚盤胞と呼ばれる段階で、子宮に達し、着床します。

そのため、初期胚を子宮内に戻しても育たず、流産してしまう可能性もあるのです。

 

通常、生命力が強い良好な胚から移植していきますが、この段階では形態が似ている胚も多いです。

優良な胚を選別することが難しいのもデメリットの一つです。

 

初期胚移植の費用

技術一つ一つに費用がかかってくるので、全体的な金額は病院やその人によってもさまざまです。

初期胚までに培養する技術だけでも2~3万かかり、さらに初期胚移植だと約5万、その他の移植だど追加でかかってきます。

 

その他にも採卵や採精費用、麻酔、検査、凍結費用など、体外受精にはさまざまな費用がかかり、トータルで数十万~100万ほどの高額になってしまいます。

 

いずれの移植法においても、患者からしたら1回で成功させたいし、後悔したくありません。

移植する段階においても医師と相談しながら、最善の方法を見つけてくださいね。

 

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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