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妊娠・出産

胚を保存する?体外受精や顕微授精の「胚凍結保存」とは?

体外受精や顕微授精を行うにあたって、「胚凍結保存」という言葉を聞くと思います。

具体的にはどのようなものなのでしょうか?

 

また、胚凍結保存を行うことによるメリットやデメリットは何でしょうか?

いっしょに見ていきましょう!

 

胚凍結保存とは?

採卵した卵子と精子を体外にて受精させますが、その際にいくつか胚をつくっておきます。

そのときに移植することを新鮮胚移植といいます。

移植しなかった残りの胚は、破棄せず凍結して保存し、後日移植できるようにします。

 

このことにより、再度注射をして採卵することなく融解した胚を移植するため、患者の身体的、経済的負担を軽減できるとされています。

 

生物の細胞は-190度で活動が停止するので、-196度の液体ちっ素の中で胚を凍結させることにより、長期保存が可能になります。

凍結中は、胚が劣化することはありません。

しかし、凍結や融解時に少なからずダメージを受けることもあるので、質のよい卵や胚を選択していくことが重要になります。

 

メリット

・一回の採卵で複数回の移植が可能になるので、身体的、経済的負担が軽減される。

 

・長期保存が可能なので、一回の採卵で1人目だけでなく2人目、3人目と妊娠、出産することも可能。

 

・排卵誘発剤により、時に卵巣が腫れ、卵巣過剰刺激症候群という副作用もでてくる可能性がある。

妊娠により重症化するため、凍結保存し、新鮮胚移植を見送る。

 

・排卵誘発剤の使用によるホルモン環境の変化で、子宮内膜に影響するため、着床に適した子宮環境が整ってなければ、凍結保存で見送ることもできる。

 

つまり身体的、経済的負担を減らし、妊娠できるチャンスを増やせることが最大のメリットです。

 

デメリット

・胚を凍結、保存、融解することによるコストがかかる。

 

・凍結、融解する時に、胚に少なからずダメージを与える可能性がある。

 

しかし、主流になっている超急速ガラス化法では、約95%の胚が生存可能であり、デメリットよりもメリットの方が上回るとされています。

 

費用は?

排卵誘発や採卵、授精操作や凍結なども合わせると、病院にもよりますが、30~60万ほどになります。

 

 

凍結胚移植によって生まれた子どもの健康状態は、自然妊娠で生まれた子と差がほとんどないことも認められています。

 

医師と相談の上、夫婦二人で話し合い、最適な治療を見つけていきましょう。

 

(Photo by:pixabay )

著者: ゆたいさりさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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