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妊娠・出産

そんな方法もあったの?!精子凍結ってどんなもの?

ヒトの精子凍結保存は、とても古い歴史をもっています。

1953年Bunge and Shemannによって、凍結保存精子で人工授精を行い、妊娠例を得たというのが最初の報告です。

 

近年では、不妊治療の普及と医療技術の進歩により、人工授精や体外受精、顕微授精などを行う前提として、妊娠可能な精子を保存するための治療として確立されてきています。

 

では実際に、精子凍結とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

また、メリットやデメリットもみていきましょう!

 

精子凍結保存とは?

精子を-196度の液体ちっ素で凍結し、保存することを精子凍結といいます。

半永久的に保存が可能で、治療ではこれを融解して使用します。

 

どのような場合に精子凍結するの?

・体外受精、顕微授精、人工授精などの不妊治療での場面で、当日に夫の都合上新鮮な精子がすぐに使えない場合。

 

・精子の数が少ない、動きが悪いなどの場合、凍結の回数を重ねて精子を蓄積する。

 

・精巣悪性腫瘍などの場合に、将来的なことを考えて凍結保存する。

 

・悪性腫瘍などの治療の上で、抗がん剤の副作用により造精機能が低下する場合もあり(数の減少やゼロになる場合もある)、そのような場合に凍結保存する。

 

メリット

・事前に精子を準備しておくことができる。

 

・精子所見が不良な場合(数が少ない、動きが悪いなど)に、数回分をまとめて濃度をあげることができる。

 

・将来的に精子にダメージを受ける場合、保存することができる。

 

・精子凍結を行っても、子どもの発育状態に差がでたり、異常がでる頻度が高くなるという報告はない。

 

デメリット

・精子の運動率が低下する(融解する場合に、一般的な精子の運動率の50~80%に低下する)。

 

・精子の生存率も低下する。

 

・凍結には数万程度の費用がかかるが、数か月から12か月保存でき、それ以降は毎年更新手続きと費用がかかる。

 

精子凍結保存にはお金がかかりますが、将来的に妊娠する機会を失うことを防ぐことができます。

不妊治療を行うにあたって、妊娠率をあげるためにもメリットがあるといえるでしょう。

 

(Photo by:pixabay

著者: ゆたいさりさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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