妊娠・出産
不妊治療におすすめの漢方薬をご紹介!効果や副作用もチェックしよう!
漢方医学の特徴は、体全体の調子を整えることで、結果的に病気を治していきます。
つまり、不妊治療における漢方薬は、妊娠するための体をつくるためのものです。
では実際に、不妊治療においておすすめの漢方薬は何でしょうか?
ご紹介いたします!
婦宝当帰膠(フホウトウキコウ)
女性の健康な体づくりにかかせない生薬として知られています。
血を補い体を温め、血のめぐりをよくするといわれています。
貧血や冷え性、生理不順、肩こり、頭痛など女性特有の諸症状に使われます。
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
血行をよくして体をあたため、貧血症状を改善します。
ホルモンバランスを整える効果も期待できます。
女性に用いることが多く、冷え性や、生理不順、不妊症など広く適用されます。
胃腸が弱い人はしんちょうに使いましょう。
芎帰調血飲第一加減 (キュウキチョウケツインダイイチカゲン)
気血水の流れを改善し、婦人科疾患に幅広く適応されます。
生理前のイライラ、月経不順、更年期症状、精神神経症状などに効果があります。
副作用は血液循環に作用する薬効があるため、高血圧の方や心臓に持病がある場合は注意が必要です。
八味地黄丸(ハチミジオウガン)
体の弱った機能を補う効果があります。
腎のはたらきを高め、元気や精力をつける効果もあります。
妊娠において、腎の機能を高めることは大切です。
胃腸が弱い人はしんちょうに使いましょう。
不妊治療で使う場合は、卵巣の若返りを目的とすることが多いです。
漢方薬を使うメリット
・体質改善をして健康な体づくり、健康な卵子づくりが期待できる。
・不妊治療を行うにあたって、健康な体づくりは副作用などを出にくくする効果も期待できる。
漢方薬を使うデメリット
・医療費控除がほとんどないので、高額になる。
・体質改善のためのものなので、絶対妊娠できるものではない。
・体質に合わなければ、効果が出ない人もいる。
・副作用も少なからずある。
妊娠できない理由は人それぞれです。
漢方も合う合わないがあり、上記の漢方が合うとは限りません。
うまく体質改善ができ、治療も上手く進めば、妊娠できる可能性は高くなるといえます。
しかし、人によっては効果がでない人もおり、絶対妊娠できるものではありません。
使う場合は医師と相談の上、自分自身に合った漢方を見つけていきましょう。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部