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育児・子供の病気

早期に治療したい!乳幼児の「髄膜炎」の対処法・予防法

「髄膜炎(ずいまくえん)」とは脳と脊髄を覆っている髄膜と呼ばれる保護膜が、炎症を起こしてしまう病気のことです。

髄膜炎は子どもや乳幼児の病気のなかでも特に早期診断・早期治療が大切な病気です。

 

髄膜炎には「無菌性髄膜炎」と「細菌性髄膜炎」があり、症状では細菌性髄膜炎の方がより重い症状となります。

今回はそんな髄膜炎を特に症状の重い「細菌性髄膜炎」に焦点を当てて、対処法や後遺症についてまとめてみました。

しっかり予防をして、髄膜炎を防ぎましょう。

 

髄膜炎の検査方法

髄膜炎の有無を検査する方法は、髄液検査です。

腰のあたりの背骨に針を刺して髄液を採取し、この髄液に細菌がいないかどうかを検査する方法です。

また、細菌性髄膜炎は血液に菌がいることが多いので、血液検査もあわせて行います。

 

ただし、脳浮腫で脳が腫れている場合には髄液検査は危険なので、必要であれば頭部CTなどを用いて検査します。

 

細菌性髄膜炎の治療方法

髄膜炎と診断された場合、まず抗生物質の投与による治療を行います

また、生後6週間を過ぎた乳幼児には、コルチコステロイド薬を投与することがあります。

このコルチコステロイド薬には、永久的な神経障害が起きるのを予防する効果があるためです。

 

細菌性髄膜炎による後遺症

細菌性髄膜炎の場合、治療が遅れてしまうと重大な後遺症を残すことがあります。

 

おもな後遺症としては、脳梗塞や脳萎縮、難聴、てんかん、発達障害のほか、髄液が増える水頭症などが挙げられます。

細菌性髄膜炎は症状が重くなりやすいうえに、治療が遅れることで後遺症の発生確率も一気に上がってしまいます。

そのため、早期発見・早期治療がとても重要な病気なのです。

 

なお、ウィルスが原因の無菌性髄膜炎の場合、後遺症が残ることはありません。

 

細菌性髄膜炎を予防するには

経口感染や接触感染、また咳などによる飛沫感染がおもな感染経路です。

ただしこれらの感染は、日頃から適切な対処を心がけることで、予防することが可能です。

手洗いうがいの徹底はもちろん、飲み物や食器・タオルなどの共有を避けるなど、可能な範囲で対策を行いましょう。

 

また、髄膜炎の原因となるHibや肺炎球菌はワクチンでの予防が可能ですので、積極的に予防接種を受けることをオススメします。

 

普段と違う様子が見られたらすぐ病院へ

細菌性髄膜炎の場合、治療が遅れた場合の後遺症の発症率は決して低いとはいえません。

また、死亡例が比較的多いのも、この病気のポイントのひとつです。

 

症状も風邪と間違えるものが多く、ついつい油断してしまいがちですが、疑わしいと思った場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。

早期に発見して治療を行うことで、子どもが後遺症に苦しむリスクを一気に減らすことができるのです。

 

(Photo by:pixabay

著者: yuimaruさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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