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新生児の頭蓋内出血の原因とは?出血量が多い場合こんな症状も…

「頭蓋内出血(ずがいないしゅっけつ)」とは、その病名のとおり頭蓋骨のなかで発生する出血のすべてを総称した呼び名です。

 

出血する部位によって、硬膜外出血、硬膜下出血、くも膜下出血、脳内出血などに分けられます。

基本的に頭部に強い衝撃が加わることによって起こったり、スポーツ中に起こることが多いのですが、新生児の場合は異なります。

 

今回はそんな「頭蓋内出血」について、おもに新生児の場合に焦点を当てて原因や症状をまとめてみました。

 

新生児の頭蓋内出血の原因は?

新生児の頭蓋内出血の場合、分娩時に外から加わった力によって起こる外傷性のものと、仮死状態で生まれた際の血液中の酸素不足による低酸素性のものとがあります。

 

・外傷性の頭蓋内出血

難産でなかなか産道が通れない場合には、脳の表面に近い硬膜下、硬膜外、脳実質に出血が起きることが多くあります。

 

・低酸素性の頭蓋内出血

未熟児の場合、出産のときに脳が低酸素状態になると、脳室内、上衣下に出血が起きることが多いようです。

 

新生児の血管はまだまだ未熟

新生児の脳は血流が豊富であるにもかかわらず、血管は未熟です。

また、血液を固める力も弱いため、成人に比べて出血が起こりやすいのです。

 

脳の形成が未熟な34歳未満の未熟児であったり、先天的に血液凝固機能の障害がある新生児の場合には、より出血が起こりやすくなります。

 

頭蓋内出血時の症状

いずれの出血も、軽度の場合は一過性であったり、また無症状であることもあります。

 

出血量が多いと全身の失血による貧血症状がみられ、血圧低下やショック状態となります。

また出血によって脳が圧迫され、頭蓋内の脳圧が上がると、全身蒼白、呼吸停止、甲高い泣き声、異常な動きやけいれんなどが見られます。

 

また、とくに脳室内出血やくも膜下出血の場合、しだいに大泉門が腫れて「水頭症」を発症することもあります。

その場合には頭囲の拡大や嘔吐、ミルクを飲まない、呼吸が止まるなどの症状が徐々にあらわれます。

 

後遺症が残ることも

重症の場合には、脳性麻痺や知的障害などの中枢神経系の後遺症が残ることがあるため、注意が必要です。

 

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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