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認知症と高血圧の関係!高齢者高血圧治療 血圧の下げすぎには注意!心室中隔欠損の合併症、肺高血圧に気をつけて!

 

 

高血圧と認知症、一見全く関係が無いように思えますが、

実は非常に密接に関わり合っている二つの疾患です。

 

認知症にもいろいろありますが、血管性認知症は高血圧による脳卒中が大きな原因としてあげられます。

 

脳卒中といっても、実際に症状が表に現れないほどの小さな血管の詰まりです。そんな小さな血栓でも、脳の一部を壊死させ、その機能を壊してしまいます。それによって認知症の症状が出るのが血管性認知症です。

 

脳の機能はそこに流れる血流によって支えられています。

その脳の血流と高血圧が無関係であるはずがないのです。

 

認知症を予防したり、認知症症状を改善しようとすると、高血圧の予防や、血管を強くすること、血液をさらさらにすることなどが効果を現すことが期待できるのです。

 

脳の血流が改善し、失われた機能が取りもどすことができれば、

認知症の症状も改善することになります。

 

 

■認知症と高血圧

1.高血圧により、脳の小さな血管がつまり、ごく一部が壊死する

2.一部の機能が失われ、認知症症状が発症する

3.血圧対策をして脳の血流を改善すると、失われた機能が元に戻り認知症が改善することも

 

 

■認知症と言えば、高齢化に夜も能登ばかり思うかもしれませんが、そればかりではありません。

 

高齢化による脳の萎縮でなくても、

高血圧による脳に血栓ができ脳の機能が壊れていく血管性認知症もあるのです。

 

 

血圧の加齢変化と高齢者高血圧治療 血圧の下げすぎには注意!

血圧は、加齢と共に上昇します。日本はこれからどんどん高齢化社会になっていくため、高血圧を訴えてクリニックや病院を受診する患者が増加すると考えられます。

 

一般的に、血圧は60歳くらいを境にして、年齢と共に収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下してきます。

その結果、圧脈(収縮期血圧から拡張期血圧を引いた血圧の差)は増大します。それは加齢に伴い、平滑筋細胞の増殖や弾性繊維の現象が起こり、動脈壁のstiffness(変形のしづらさの度合い)が進行し、伸展性が低下することによります。

 

加齢に伴う血圧上昇の因子には次のようなものがあります。

 

* 食塩感受性の亢進

* 血漿レニン活性の低下

* 血漿カレコラミンの増加

* カテコラミン代謝の低下

* 交感神経受容体感受性低下

* 耐糖能の低下

 

したがって、若年者の高血圧では収縮期血圧よりも拡張期血圧が心血管系合併症などの発生の危険因子とされて、その点に注目を置いた薬物療法が行われますが、高齢者においては、収縮期血圧に規定される脈圧が、より心疾患系合併症などを起こしやすいと考えて治療をしていかなければなりません。

 

そのため、若い頃から降圧薬を服用していた方などは、血圧や脈圧の値によって薬の見直しをしてもらうなどの必要があります。

特に高齢者の高血圧では下記の点に注意して降圧剤を調整してもらいましょう。

 

1. 夜間血圧が下がりすぎないようにすること。(夜間脳虚血性発作の防止)

2. 食後の低血圧が起きすぎないようにする。

3. 起立性低血圧が起こらないようにする。(失神のための転倒防止)

 

このように血圧の下げすぎが、高齢者高血圧には大きな問題となることがわかっています。

特に85歳以上の方に関しては、よほど高い値を示していない限り、積極的な降圧治療が推奨されていないことを覚えておきましょう。

 

 

高血圧の放置は禁物?高血圧治療で脳血管性認知症の発生抑制

血圧が140/90mmHgを超える状態が常になった場合は、高血圧症として何らかの治療が必要となります。

しかし、頭痛や肩こり、動悸や眩暈、その他自覚症状がない方の場合、薬を服用する事に抵抗があるあまり、その治療を放置もしくは見送る場合が多いといわれています。

 

では、どうして血圧が高くて治療が必要になるのでしょうか。

それは、高血圧が引き起こす重篤な病を事前に防止することにあります。

高血圧は脳卒中や心筋梗塞をはじめとしたあらゆる循環器疾患の最大のリスク因子です。

放置しておく事で、それこそ死に至る病を発症する割合が格段に上がるのです。

 

そして治療上用いる降圧薬による脳血管障害への発症予防効果が臨床試験上で証明されていて、その伏線として脳血管性認知症の発生抑制にも繋がる事が広く知られています。

脳血管性認知症以外にアルツハイマー型認知症についても、高血圧の関与が指摘されていおり、注目をあつめています。

 

降圧薬治療により脳血管障害の発症を抑制されることは既にお話しましたが、高齢者高血圧患者を対象としてカルシウム拮抗剤を用いた試験やACE阻害剤(ACEI)、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)を用いた臨床試験では、それ以外にも心血管合併症や認知症、介護が必要な軽度のボケ症状にも効果があったとされています。

 

認知症予防効果のメカニズムとしては、脳微小循環レベルでの脳血流改善作用が関与していることや、脳実質における神経細胞やグリア細胞の脳保護効果が関与しているのではないかと言われています。

 

高血圧を放置しておく事に百害はあったとしても、何の利益もありません。

しかし、きちんと治療を行うことで、将来的に認知症の予防にも役立つのだと判れば、重い腰をあげて治療をしてみようという気になるのではないでしょうか。

 

 

夜中の高血圧状態が危険

■血圧は朝急激に上がるものですが、それも夜中には睡眠によって血圧が下がっている状態だからこそ起きる現象です。

 

しかし高血圧も慢性化すると、夜中に寝ていても血圧が下がらず高血圧状態となっている場合もありえます。

そしてこの状態でも朝起きると血圧が上昇することになってしまい非常に危険なのです。

 

夜間高血圧で危険なのは、早朝だけではなく、深夜における高血圧の血管病の発作が非常に危険です。

 

高血圧としての危険度は朝の方が大きいかもしれませんが、家族や周囲の人が寝静まり、発作を起こしても気づかれる可能性が低い深夜は、対処が遅れがちになり、深刻でない発作でも命を失うことになりかねません。

 

 

■夜間持続型の高血圧

●通常、夜の睡眠時は副交感神経の作用で血圧が下がる

●睡眠中でも高血圧が持続するのが夜間持続型

●高血圧で動脈が硬くなり、血圧が下がらなくなる

●腎臓の衰えでも夜間持続型の高血圧に

 

 

■いまや、医療の発達によって死亡率の高い血管病の発作も、迅速に対処すれば高確率で命が助かる様になっています。

 

ですが、夜間持続型の高血圧により、夜中に発作に襲われては周囲に気づかれないことで、救急医療の対応も遅れがちとなってしまいます。

 

夜間持続型の高血圧の危険性はそこにあるのです。

 

 

心室中隔欠損の合併症、肺高血圧に気をつけて!

心室中隔欠損症とは、右心室と左心室の壁に穴が開きます。

穴の大きさは、針の様な小さな穴のものもあれば、大きくつながる様に開いた穴まで様々です。

穴からは、血液が逆流したり、血液が混じったりします。

発症する割合は、1000人に3人と高確率で発症する先天性心疾患の一つです。

しかし、発症した内の半数近くは、生後数年以内に自然に閉じる事が分かっています。

症状は軽いものから心不全を起こすほどの重症のものまでありますが、穴の多さが重症度を測るものではありません。

小さな穴でも大量の血液が逆流する場合もあります。

穴の大きさ形、逆流の度合いが、軽症か重症かの判断をします。

 

発見は乳幼児期に多く、症状は、呼吸が荒い、呼吸回数が多い、母乳の哺乳量減り体重が増えない、元気がない、汗をかきやすい等が挙げられます。

 

特に呼吸器系等への影響が見られる場合は、心不全や心房細動を起こしている危険性がありますので緊急に処置が必要です。

新生児の場合、発見されたとしても『経過観察』となる事が多いと思います。

自然に穴を閉じるのを待つか、閉じない場合は4~5歳で手術を行う事となります。

生命の危機にある状態(心不全や肺高血圧)の場合は、閉じるのを待たずに緊急手術となる事が多いです。

特に肺高血圧は発見する事が困難な病気でもあります。

一刻も早い治療が必要です。

 

肺高血圧とは?

肺の血圧が高くなる病気です。

そして重症化するまで、気付きにくい病気でもあります。

肺に血液を送りこむのは右心室です。右心室から肺へ血液を送りますが、心室中隔欠損によって十分な血液が送れません。

その為肺の内部の血圧が上昇し、機能が低下します。

右心室は高い圧力に耐えられる様な作りをしていませんので、右心室も機能が低下してしまいます。

肺で酸素を豊富に含んだ血液が作られない、心臓は全身へ血液を送り出せない。

その結果起こる事は、多臓器不全等の恐ろしい症状です。

 

まだ手術を行わないとしても、定期検診は必ず受ける様にして下さい。

そして、気になる症状があればすぐに受診する様にして下さい。

心不全や肺高血圧は生命に関わる重大な病気です。

 

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著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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