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不眠・睡眠障害

6時間以下の睡眠不足が、700もの遺伝子変異を引き起こす?!

後天的に起こる遺伝子の変異は、人が生活をする上で、常に引き起こされています。

たとえば、単純な細胞分裂の際のミスやその他毒物、放射線の影響などによってです。

 

しかし通常、すべての細胞には変異を認識、修復する能力が備わっているため、その変異は後続の細胞に引き継がれることなく元の状態に戻されます。

 

ですが、疲労や加齢などの何らかの原因で、その修復メカニズムに破綻が生じると、変異が蓄積することが明らかになっています。

さらに今回英研究により、たった1週間の睡眠不足でも、数百の遺伝子変異を引き起こすことが報告されました。

 

6時間以下の睡眠で、711の遺伝子変異が生じていた

慢性的な睡眠不足は数百の遺伝子変異に繋がる恐れがある(Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS))

対象

26人(男性14人、女性12人)

 

試験内容

1、最初の1週間で6時間以下(平均5.7時間)の睡眠をとってもらう。

2、同じ被験者に次の1週間、10時間の睡眠をとってもらう(平均8.5時間)。

各週の終わりに、被験者らは40時間寝ずに起きていてもらった。

試験期間中、血液採取を3時間ごとに行った。

 

結果

・1週間の睡眠不足で711の遺伝子に影響があった。

・睡眠制限後、444の遺伝子の活動が下方制御され、267の遺伝子の活動が上方制御された(=総遺伝子数約2万3000個の3.1%に影響)。

・影響を受けた遺伝子は、炎症や免疫応答、ストレス応答に関与していた。

 

睡眠は身体の再構築と機能維持に重要であり、わずか1週間の睡眠規制でも、遺伝子活動に影響があることがわかった。

 

6時間以下の睡眠不足が、総合的な健康リスク

また別の研究でも、慢性睡眠不足が引き起こす具体的な健康障害について、以下と述べられています。

 

・脳卒中のリスク上昇

一日6時間以下の睡眠で、脳卒中リスクを持たない人でもリスク4倍となった(5666人の3年間観察による)。

 

・体重増加

食欲増進ホルモン(グレリン)の増加と、代謝ホルモン(レプチン)の減少させた(18の研究解析による)。

 

・健康的な選択ができなくなる

禁煙、アルコール摂取抑制ができなくなる。

運動不足、肥満傾向となる(35000人の成人8年以上追跡)

 

・記憶力の低下

脳血流低下(高血圧、糖尿病、血管の狭窄)によると考えられている。

 

・骨密度の低下

マウス研究で、骨粗しょう症の兆候(骨塩密度の低下、骨髄の脂肪減少、巨核球の倍増)が多く認められた。

 

・不安感の増幅

予測反応をつかさどる脳の領域が活性化していた(=過剰な不安)。

 

・脳の発達低下

ミバエによる研究で、幼児期の睡眠障害で、特に求愛行動に関する脳の活動が極めて小さかった。

 

・死亡率が上昇

喫煙、飲酒、鬱、高BMIといったリスクを調整した被験者でも、男性の死亡率は21%上昇、女性の死亡率は5%上昇となった(1741名:約10年の調査)

 

最後に

このように、睡眠不足はさまざまな疾患の原因となることが予測されるため、できるかぎり早めの就寝を心がけましょう!

 

(参照ウェブサイト:QLife Pro

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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