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育児・子供の病気

赤ちゃんの心臓の病気…総肺静脈還流異常とは?こんな症状があったら注意

赤ちゃんの120人に1人は心臓になんらかの異常を持って生まれてきます。多くは軽症ですが、重症の場合もまれにみられます。

 

赤ちゃんの心臓の異常のひとつである、総肺静脈還流異常についてご紹介します。

 

心臓の構造

 

心臓の内部は4つの部屋と4つの弁でできています。

右心房、右心室が全身から送り込まれた静脈血を肺に送り込みます。左心房、左心室が肺から送り込まれた血液を全身に送り出すという働きをしています。

 

総肺静脈還流異常とは

総肺静脈還流異常では、肺で酸素を取り込んだ血液を左心房ではなく別の場所にすべて送り込んで還流してしまっている状態です。

 

左心房ではない場所とは、上大静脈や、下大静脈、右心房などです。

 

総肺静脈還流異常の原因は、胎児期に心臓がつくられる過程で肺静脈と、左心房になるべき場所が、何らかの原因でつながることができなかったためと考えられています。

行き場を失った肺静脈は、上大静脈などにつながります。

 

全身からの血液も肺からの血液も、すべての血液が右心房に集まってしまいます。そのうちの一部が胎児期の名残の卵円孔という、心房にある穴を通って左心房に抜け、左心室を通って全身へとまわります。

 

総肺静脈還流異常の症状

生まれてすぐにチアノーゼ(顔などが青くなる)、呼吸数が多いなどの症状があります。肺静脈の出口が狭いと肺内の血流の流れが悪くなり(肺うっ血)、呼吸状態の悪化に伴う命の危険があります。

 

肺動脈の出口が狭くなくても、生後1ヶ月で呼吸数が多い、ミルクを吸う力が弱々しい、体重が中々増えないなどの症状がでてきます。

 

総肺静脈還流異常の治療

生まれてすぐに症状が急激に進行することが多いため、診断がついたら多くは緊急手術になります。

肺からの血液が左心房に流れるように肺静脈を左心房につなぎ直す手術を行います。

 

(Photo by:写真AC

著者: みゅすけさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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