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育児・子供の病気

多く見られる先天性疾患「肺動脈弁狭窄症」の原因と症状…手術は必要ない?

「肺動脈弁狭窄症(はいどうみゃくべんきょうさくしょう)」は、先天性の病気のひとつです。

全先天性疾患の約10パーセントを占める、比較的多く見られる病気です。

病名だけ聞くと怖い病気のように聞こえますが、実際はどうなのでしょうか。

 

今回はそんな肺動脈弁狭窄症について、原因とおもな症状を中心にまとめてみました。

 

肺動脈弁とは

心臓の右心室からは、肺へ血液を送る肺動脈が出ています。

その付け根についている弁を「肺動脈弁」といいます。

 

肺動脈弁狭窄症の原因

肺動脈弁が狭いと、右心室から肺に送られる血液が通りにくくなります。

そのため右心室の圧が上がってしまい、右心室の圧が上がりすぎると症状が起こることがあります。

そうなると治療が必要となります。

 

肺動脈が狭くなる場所としては肺動脈弁の上部、肺動脈弁、肺動脈弁の下、末梢の肺動脈の4つが挙げられます。

またこれら4つのうち、複数の箇所に狭窄が起こる場合もあります。

 

肺動脈弁狭窄症のおもな症状

通常、症状はなにもありません。

ほとんどの場合は心雑音で病気が見つかります。

 

手術は必要ない?

以前は手術での治療が中心でしたが、現在は幼児・小児を問わずカテーテルでの治療が可能となっています。

そのため現在では、手術はほとんど行われていません。

 

治療はいつから?

カテーテル治療の場合、なるべく生後6か月以降経過してから治療を行います。

中くらいの程度の狭窄であれば、通常は25歳ごろが治療に最適な年齢といわれています。

ただし重症の場合にはこの限りではなく、とくに新生児で重症の場合にはただちに治療を行います。

 

カテーテル治療の方法

専用のバルーンカテーテルを静脈を通して弁の位置にもっていき、バルーンをふくらませます。

こうすることで、狭くなってしまった弁を広げることができます。

 

成功の確率は95パーセント程度ですが、肺動脈弁が厚ぼったい場合や、弁のすぐ上の肺動脈が狭くなっている場合には外科的手術が必要となることもあります。

新生児や乳児で重症でない限り、ほぼ安全に治療ができる病気です。

 

成長とともに治ることも…

軽度の肺動脈弁狭窄症の場合には、成長して体が大きくなるにつれて、心臓や血管が太くなって自然に治る可能性があります。

新生児で体重の増えがよく、機能的に問題がない場合にはまず様子を見て、自然に治癒するのを待つこともあるようです。

 

(Photo by:写真AC )

著者: yuimaruさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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