育児
夜、添い乳をしながら寝ると虫歯になりやすいはウソ!本当の虫歯対策って?
「夜、添い乳をしていると虫歯になるの?」これはママたちの間でよく質問されている疑問です。
添い乳(添い寝で授乳)状態で寝るとだらだらといつまでも乳首をくわえて母乳を飲む形になるので、せっかく歯みがきをしても母乳で歯が汚れてしまうので虫歯になりやすいのでは……と思ってしまうからでしょう。
ここではママと添い乳で寝ている子供は虫歯になりやすいのか?ホントのところを調べてみました。
添い乳は虫歯と関係なし!
一昔前は母乳に含まれる糖分も虫歯に影響があると考えられていて、歯が生えそろってくる1歳以降は夜間の授乳をやめるよう、指導されていた時代もありました。
しかし現在では母乳の糖分は虫歯を作る糖分とは別物だと判明しており、夜間の授乳や添い乳での就寝で虫歯になることはない、といわれています。
安心して添い乳をしてあげましょう。
生活習慣の見直し、歯みがきの習慣づけが大事
夜間の授乳や添い乳での就寝で虫歯になることはないとはいえ、就寝前の歯みがきが不十分な場合は注意が必要です。
歯みがきが不十分な場合、歯に食べかすが残り、かすと母乳の糖が結びついて酸を発生させ虫歯になる、ということも考えられます。
ですので、就寝前の歯みがきは徹底して行いましょう。
もし子どもが歯みがきに慣れてきたら、食事やおやつごとに歯みがきの習慣づけを行っていくのもいいですね。
またおやつや食事は時間を決めて与える、ジュースなどをだらだら飲ませないように気をつける、という生活習慣の見直しも虫歯予防には大切です。
ミルクは注意が必要!
夜間の母乳は大丈夫ですが、ミルクを添い寝であげるのは注意が必要です。
哺乳瓶でミルクを長い間あげ続けるのは虫歯に影響があるそうです。
1歳を過ぎてからは夜間のミルクはやめるようにしていきましょう。
コップで麦茶などを与えるようにするといいでしょう。
まとめますと「添い乳では虫歯に影響はなし、それよりも就寝前の歯みがきや生活の中での糖分コントロールが大事」ということになります。
大事な乳歯を虫歯から守るため、添い乳は続けても大丈夫ですが、歯みがきは頑張りましょう。
(Photo by:写真AC )
著者: カラダノート編集部