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生活習慣病

重要なのは「空腹時血糖値」?「食後血糖値」?どっちの血糖値を大事に考えるべき?

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血糖値の数値には色々と種類があるのを知っている人もいるでしょう。
その中で「食後
血糖値」と「空腹時血糖値」があります。

血中の糖は摂取した糖によって左右されるので、この二つの違いがあるのですが、これらはどちらが重要なのでしょうか?

空腹時血糖値と食後血糖値、どちらの血糖値を大事に考えるべきかまとめました。

 

ヘモグロビンA1Cと食後・空腹時血糖値

血糖値は生活に変動に沿って変化していくものです。
そのため、測定した状況によって、同じ人でも数値が違います。

 

そんな変動する血糖値の中で、過去23ヶ月の平均を知ることのできる値があります。
それがヘモグロビンA1Cで、これは血中のヘモグロビンにくっついた糖から過去の平均を出すものです。

つまり、「食後」血糖値の移り変わりも、「空腹時」血糖値の移り変わりも、すべての血糖値をひっくるめた平均が出るのがヘモグロビンA1Cということになります。

 

過去の成績を知ることで、行ってきた治療に効果があったのかなどがわかるので、治療方針を決めるのにも重要な値です。

 

 

どっちが大事?「食後」と「空腹時」

さて、上の書き方ではヘモグロビンA1Cに対して、「食後」も「空腹時」も同じように影響していると思いがちです。

しかし実際それは違うようで、ヘモグロビンA1Cの数値によって変わってくるのだそうです。

フランスのLouisMonnier教授らの研究によると、具体的には以下のように変化するようです。

ヘモグロビンA1Cが6.9%未満ならば、食後血糖値の寄与率が約70%

ヘモグロビンA1Cが8.9%以上ならば、食後血糖値の寄与率が約40%

つまり、

ヘモグロビンA1Cが7%前後ならば、食後血糖値の改善がそのままヘモグロビンA1Cの改善につながる

ヘモグロビンA1Cが8%以上ならば、食後血糖値よりも空腹時血糖値の改善の方がヘモグロビンA1Cの改善につながる

ということです。

 

 

「空腹時」に先行する「食後」

糖尿病になってなにも治療を行わなければ、あるいは治療を行ってもだんだんと血糖値は上がっていきます。

その過程で、

早い段階では食後血糖値の方が大きく関係し

その後の段階では空腹時血糖値の方が大きく関係する

ということです。
早い段階で食後血糖値がまず影響を受けるのだと考えられます。

そのため、最初は空腹時血糖値が正常であっても、食後血糖値の上昇に伴って空腹時血糖値も上昇していくという可能性も考えられています。

 

 

どちらを重視するべき?

ヘモグロビンA1Cの値によって、重視するべき血糖値の種類が変わってくるかもしれませんね。
ヘモグロビンA1Cの値は基本的には病院で測定してくれます。
病院での測定値を参考にして、重視するべき血糖値を考えてみてはどうでしょうか?

 

(参考:HbA1cを下げるのは食後血糖値か食前血糖値か

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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