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「食べる順番を変える」のが、なぜ食後高血糖に効く?体の中で起こっていることとは?

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糖尿病の食事療法にはいろいろとありますが、その一つが「食べる順番」を気にする方法です。ダイエットとしても知られるようになったこの方法ですが、糖尿病ではどのように効果を発揮するのでしょうか?

食後に上がる血糖値(健常者の場合)

「食後の血糖値の上昇を穏やかにする」商品が多く売られていることからも分かるように、血糖値は食事の後に大きく上昇します。
それは当然食事に含まれる糖が起こすものです。

 

しかし人間の体は、常に同じ状態を維持しようと働きますので、入ってきた糖を何とか対処しようとします。
その働きをするのがインスリンです。インスリンが分泌され、効果を発揮することによって血糖値を正常の範囲内にコントロールしようとするのです。

体は入ってきた糖に対して、できるだけ早く対処しようと備えています。

 

まず、食べ物が腸に入ってくるとセンサーが働き食べ物を調べます。
それが糖質やたんぱく質、脂質と判断されると指令を出し、腸が動き、インスリンの分泌のスイッチも入ります。
これから消化し血糖値が上がることに備えて、事前に血糖値を引き下げにかかっているということです。

 

その後実際に血糖値の上昇を他の細胞が感知すると、改めてインスリンの分泌がされます。健常者のインスリンの分泌はこうした二段構えの仕組みになっているのです。

食後血糖値(2型糖尿病の場合)

一方、2型糖尿病の場合、最初のインスリン分泌スイッチの効果が弱くなっています。
そのためダラダラとインスリンを分泌している状態で、食事が進むにつれて血糖値が高くなってしまうのです。

 

そしてそのまま高血糖になってしまうと、過度にシグナルが働くのを避けるため、センサーの感度が落とされてしまいます。
当然これによってインスリンの分泌が減り、血糖値を下げられなくなり、食事の後もしばらく血糖値が高いままになってしまいます。

だから「食べる順番」が効く!

さて、ようやく食べる順番食事療法の話にうつります。

食べる順番食事療法は、

1野菜類

2肉や魚などのたんぱく質

3ご飯などの炭水化物

の順で食べる方法です。

この方法が血糖値の上昇を抑えると言われているのは、最初に野菜類を食べることがポイントです。
野菜類は食物繊維が豊富です。食物繊維をたくさん腸に先に入れておくと、その後の食べ物の消化吸収が穏やかになって、血糖値の上昇がしにくくなると考えられています。

 

2型糖尿病の場合、ダラダラとインスリンの分泌が続いているので、いきなり血糖値が上がるのは避けたいことです。
血糖値が高止まりしなければ、インスリンの分泌が減ることも避けられるかもしれません。
その結果、食後に血糖値が正常範囲内に落ち着くこともできるでしょう。

糖尿病の食事療法が続かなければ試してみても

基本的に病院で指導されるのは、食品交換表での食事療法でしょう。
しかしこうした方法が面倒だったり、どうしても炭水化物を食べたいという方もいると思います。
そんな場合は医師に相談して、食べる順番食事療法で治療ができないか聞いてみてください。
(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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