育児
子どもが鳩胸と診断されたら…おうちでできる鳩胸改善法
子どもの胸がなんだかハトのように前に膨らんでいる場合、「鳩胸」が考えられます。
気になるときは一度小児科のお医者様に相談をしてみましょう。
そして「鳩胸」と診断された場合、どうしたらいいのでしょうか。
ここでは鳩胸と診断された場合の治療法・対処法についてまとめてみました。
鳩胸の多くは生まれつき!自然経過で治るケースも
鳩胸は心肺への影響はほとんどないため、たいていの場合は自然経過に任せます。
軽度の鳩胸なら成長とともに自然に治っていく場合もあります。
「くる病」が原因の鳩胸の場合は、くる病の治療から始めます。
この場合は、くる病の治癒にともなって鳩胸も徐々に治っていきます。
変形がどうしても気になる場合は矯正や手術も
子ども本人が鳩胸を嫌がっている場合は矯正することも可能です。
胸を大きく膨らませたり背筋を伸ばしたり鍛えたりして猫背を治す、といったことを続けているだけでも改善していきます。
また確実に鳩胸を治したい場合は手術をすることになります。
手術の時期は小学校低学年ごろが最適といわれています。
手術では変形している肋骨を切除したり、肋骨の修正をしたりします。
肋骨を固定するだけでも普通の胸にすることができます。
おうちでできる鳩胸改善対処法
・胸の上に重りを乗せる
リットルほどのペットボトルに水を入れ、仰向けに寝たお子様の、胸部の膨らみの上に乗せます。
苦しそうなら水の量を減らし、圧迫感がなければ水を足します。
これを毎日数分行うだけで改善されていきます。この方法はどのタイプの鳩胸にも有効です。
・ストレッチ
まず腕組みをし、出ている胸部に手を当てて、軽く圧迫するように押し付け、深呼吸をします。
これを1回30秒ほど、1日3回ぐらい続けていくことで改善されていきます。
この方法は下側が特に膨れている鳩胸の方におすすめです。
他にも腕立てなどの筋トレで胸に筋肉をつけて、鳩胸を目立たなくする方法などもありますが、子供のうちに筋肉をつけすぎるとあまり背が伸びなくなりますので、思春期以降の男性の方におすすめの方法になります。
鳩胸は様子を見てもいい症状ですが、気になる場合は専門医に相談するなり、お家で改善トレーニングをするなりして対処していきましょうね。
(Photo by:写真AC )
著者: カラダノート編集部