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乳児期には無症状!?動脈管開存症の症状…日常生活での対応は必要ないの?

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動脈管開存症という病気をご存知ですか?
知らない病名には不安を掻き立てられてしまいますよね。
まずは動脈管開存症の症状や特徴について知り、もし診断されても医師の指導の元落ち着いて行動しましょう。

 

動脈管開存症とは

動脈管とは、肺動脈から大動脈に繋がる血管のことで、妊娠中のお腹の中の赤ちゃんが必要としている血管です。
出産後、肺呼吸を始めると、この血管が必要なくなるため、本来であれば生後すぐに完全に閉じるようになっています。
早ければ1~2日、遅くても1~2週間で閉じると言われています。

 

しかし、この動脈管が閉じずに残ってしまう先天性の心疾患を、動脈管開存症と呼びます。
血管が閉じないと、全身に流れなければならない血液が肺動脈に流れてしまうため、心臓に負担がかかってしまうのです。

 

症状の特徴

新生児には以下のような特徴が見られます。

 

・呼吸が早く(荒く)回数が多い

・おっぱい、ミルクの飲みが悪い

・体重増加の不良

・異常に汗をかく

・機嫌が悪い、あるいはぐったりして元気がない

 

これらに加えて呼吸困難などが見られることもあり、心不全の症状の現れです。
普通の体重で生まれた赤ちゃんでも、動脈管が太いと肺・心臓に多大な負担がかかってしまうため、早期の治療開始が求められます。

 

しかしながら、無症状の場合もあり、検診などで心雑音が聞かれてその後の検査によって発覚することもあります。

 

治療方法について

早産などで低体重で生まれた赤ちゃんには、動脈管が自然に閉じるのを促すプロスタグランジン合成阻害薬が投与されます。
これでも閉じる様子がない場合には手術が選択されます。

 

また、妊娠満期で通常の体重で生まれた赤ちゃんには薬が無効であるため、手術が一般的です。

ただし、重症化しておらず緊急性を要しない場合には、集団生活に入る前、4~6歳程度を目安に手術を行うようです。

 

自宅でできること

乳児期には無症状であることが多いので、気がつかないケースも多いです。
検診で発見された時には医師の診断に従い、適切に対応していきましょう。
基本的にはあまり心配せず、日常の生活を送ってかまいません。

 

ただし初期から心不全の治療をしている場合や、一度チアノーゼを起こしたことのある赤ちゃんは、風邪や発熱の時に容態が変わりやすいので、注意して経過を観察する必要があります。

 

手術が行われた後は、他の子どもたちと同じように運動・生活することができるようになるはずです。
しかしながら、心配なことがあれば主治医とよく相談し、異変があればすぐに受診するなど対応できるようにしておきましょう。

 

(Photo by:pixabay

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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