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尿酸は本当に悪いトコロだけしかない?意外!痛風でアルツハイマーの発症率が減る?

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痛風のイメージから、どうしても尿酸やプリン体というのは、「悪いもの」としてのイメージが強いと思います。
しかし本当に尿酸などは体に悪いものなのでしょうか?
 

尿酸は本当に悪者なのか?

痛風というのは、高尿酸血症を下地として起こります。

これだけ聞けば、「尿酸値が高いということは悪いこと」となるのは当然でしょう。
しかしながら尿酸そのものには抗酸化作用のあるものです。そしてその効果から神経を保護する役割を担っていると考えられています。
 

痛風とアルツハイマーの研究

アメリカのボストン大学、マサチューセッツ総合病院などの研究グループが行った研究があります。
この研究では、「痛風の人はアルツハイマーを発症する確率が低い」という結論を示しました。

 

これらの研究グループが行った研究では、年齢、性別、BMIが同じ被験者で行われました。
これで、アルツハイマー病の発症リスクに突発性痛風が影響しているかどうかを評価しています。

 

研究では、痛風を持つグループと、痛風を発症していないグループに分けています。このふたつのグループにおいて、アルツハイマー病の発症率を5年間にわたって調べています。

その結果、59,224人の痛風のグループでは、アルツハイマー病を発症した例が309例ありました。

 

これに対して238,805人の痛風でないグループでは、アルツハイマー病を発症した例が1,942例ありました。

 

明らかに痛風でないグループの方が、アルツハイマー病を発症した割合が高いですよね。
 

痛風持ちの人はリスクが24%減

これらの結果から、痛風のある人は、痛風を持っていない人よりも、アルツハイマー病を発症するリスクが24%減るということが言えます。
体の中にたくさんある尿酸が、痛風発作を引き起こすと同時に、神経を守ってアルツハイマーを発症しにくくしているということが言えるでしょう。
 

だから痛風が良いということでもないが…

アルツハイマーにならないために痛風になろう!とも言いませんが、こうした結果が出ているのは興味深いですね。
尿酸は悪者と思い込んでいる人には、尿酸を正しくとらえ直すきっかけになるかもしれません。
 (参考:Gout and the risk of Alzheimer's disease: a population-based, BMI-matched cohort study.)

(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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