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初期の虫歯であれば修復可能?「アパガード」と「ポスカ」の再石灰化の効果とは?

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虫歯の初期は「脱灰」によって糖由来の酸がエナメル質を溶かすことによって生じますが、自然に治癒されない原因は「脱灰のスピードに、歯の再石灰化が追いつかないため(脱灰回数が多い/唾液の分泌が少ない)」であるとされています。

 

ただ、予防となるツールはいくつか発売されており、「アパガード(歯磨き粉)」は、アパタイトのナノ化粒子を刷り込むことで、高い再石灰化効果を示し、また「ポスカ(歯科専用ガム)」は、口腔内pHを中性にし、唾液分泌促進によって再石灰化を促進させるといわれています。

 

では、実際の臨床試験においては、どれほどの効果が認められているのでしょうか?

 

アパガードとは?

アパガードとは、株式会社サンギが開発した歯の再石灰化効果のある歯磨き剤で、その独自成分として「ナノ粒子のヒドロキシアパタイト(mHAP:リン酸カルシウム化合物)」が含有されており、再石灰化率を通常歯磨き剤使用の場合と比較し200倍にするという報告もあります。

 

■mHAPの特徴

ヒドロキシアパタイトの中でも「mHAP」は、超微粒子であることと、歯の組成とほぼ同じ構造であることから再石灰化しやすく、また高いミュータンス菌の吸着・除去効果も見られたとされています。

 

(※ヒドロキシアパタイトとは?=カルシウムとリン酸からなる、硬質の結晶のこと)

 

<アパガードの臨床試験の結果は?>

 

【試験内容】

数年に渡り、「mHAP」配合の歯みがき剤を1日1回使用したグループと、通常の歯磨き剤使用のグループのう蝕発生率を比較する。

 

【結果】

「mHAP」使用群は、新たなう蝕の発生率は36~56%ほど減少していた。

 

ポスカは、口腔内pHを下げ、再石灰化を促進する?

 

ポスカ(Pos-Ca)とは、江崎グリコが開発した有効成分「ポスカ(でんぷん由来のリン酸化オリゴ糖カルシウム)」を含んだ特定保健用食品(トクホ)に指定されているデンタルガムです。有効成分ポスカは、「口腔内のpHを中性にする/再石灰化を促進する」作用があると言われています。

 

■ポスカの主な作用

□脱灰抑制

歯垢内PHを酸性から中性に近づけ、リン酸・カルシウムが歯から溶解するのを防ぐ。

 

□再石灰化

唾液中のリン酸・カルシウムをエナメル質に近い比率にし、歯の修復を行う。

 

<ポスカの臨床試験の結果は?>

【試験内容】

健康な12人を3群に分け、「ポスカ含有ガム」「ポスカ非含有シュガーレスガム」「ショ糖含有ガム」を4回/日×20分噛んでもらった。

 

【結果】

再石灰化率は、

・ポスカ含有ガムが「54~76%」

・ポスカ非含有ガムは「12~23%」となった。

・また、ショ糖含有ガムでは、4週目に脱灰が進んでいた。

 

最後に

このように、初期虫歯の修復には様々なツールがあることが分かりましたが、アパガードに関して一点注意が必要なのは「歯石促進作用」です。歯石は主にカルシウムによって出来ているため、プラークが溜まっていると、その上からさらに石灰化が促進する可能性があるようです。

 

この対策としては、やはり早めの定期的な歯科による歯石除去が必要となります。

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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