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医療用ではない「着圧ストッキング・スパッツ」には、血流障害の危険性がある?

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下肢静脈瘤の治療を目的として開発された、「医療用弾性ストッキング」は非常に強い着圧が加わるタイプのストッキングですが、医療用であるため脚の部位ごとに適度な圧力になるよう計算されて作られたものであるため、通常の使用においては血流障害が起きることはないとされています。

 

しかし、医療用に指定されていない一般の「着圧ストッキング」や「着圧スパッツ」は、脚の血流を改善の効果があると説明されているものの、脚の動きに従った構造に設計されていないため、安全性のガイドラインを大幅に超えた圧力が計測される事例が報告されています。

 

そのため、医療用と同じ加圧表示(hPa)がある商品でも、物によっては血流障害を起こす可能性があり、注意が必要です。

 

着圧のメリット・デメリットについて

 

着圧は運動のパフォーマンスを向上させる反面、鬱血を招くというデメリットがあります。

 

■メリット

適度な圧は、皮下脂肪の揺れを抑えて筋肉にかかる負担を軽減できるため、パフォーマンスが向上する。

 

■デメリット

40hPa以上の圧になると顕著な血流障害を招き、大腿部や膝のうっ血状態を招く。

 

<40hPa(=30mmHg)以下の圧力なら問題はない?>

40hPa(※)以下の圧力であれば、表面にある静脈は圧迫されてつぶれた状態になるものの、深部にある動脈は血管壁が厚いこともあり影響が少なく、勢い良く四肢末梢部へ流れるために血流障害になることはないとされています。

 

ただ、着用によって何らかの違和感がある場合には医師への確認が必要になります。

 

(※40hPaとは、おおまかな目安としては靴下8枚を重ね履きしたくらいの圧力)

 

非医療用スパッツの加圧の度合いは?

 

医療用の弾性ストッキングの圧力は足首圧27~40hPa(≒20~30mmHg)が平均値となっています。ただ、医療用ストッキングでは足首が最も圧力が高く、上肢に向かうに従って低圧力となるため血流障害とはなりませんが、一般の加圧ストッキング・スパッツは上肢に向かうほど圧が高くなるものも売られているため、血流が悪化する場合もあるといわれています。

 

以下は、国民生活センターの調査による、一般の通販サイトで購入した女性用のスパッツ10銘柄の、最大圧力数値(※立位の状態において)についてです。

 

■医療用の弾性ストッキングの最大圧力

・もも(14hpa)

・ひざ(13hPa)

・ふくらはぎ(24hPa)

・でんぶ(18hPa)

 

■非医療用スパッツの最大圧力

・もも(31hPa)

・ひざ(21hPa)

・ふくらはぎ(28hPa)

・でんぶ(25hPa)

 

<姿勢による、圧力の違いは?>

 

■「しゃがむ」姿勢

・ひざ(40hPa以上:10銘柄全て)

・ふくらはぎ(40hPa以上:7/10銘柄において)

⇒立位と比べると、圧力は約3~6倍程度に増加した。

 

■「椅子に座る」姿勢

・ひざ(弾性ストッキングと同等かそれ以上:5/10銘柄)

 

最後に

このように、膝を曲げた姿勢では特に血流障害が起きやすくなります。あまりにも圧が高いと感じた場合には、使用を中止することも検討しましょう!

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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