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急性脳症のケースに備えよう!診断はどのように?診断されたらどんな治療をする?

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脱力・異常興奮・けいれん・意識障害…風邪だと思っていたらこれらの症状がお子さんに見られました。さて、親御さんはどうしますか?お家で様子を見るでしょうか?それともすぐに救急で病院に連れて行くでしょうか?

それは急性脳症かもしれません

風邪だと思っていた、あるいは本当に風邪やインフルエンザだったとしても、それに続いて急性脳症が起こることがあります。
脳症とはウイルス感染によって脳に浮腫が生じ、脳の機能不全が起こる病気です。

風邪のような症状と思っていたら、突然けいれんや意識障害などの症状があらわれるのが特徴です。
 

急性脳症かもしれないなら、すぐに救急車

冒頭や先の文に書いたような症状があれば、様子見などせず、すぐに救急車を呼んで小児科を受診してください。

急性脳症というのは、とても進行の早い病気です。そして病気が進行していってしまうほどに、死亡の確率や後遺症の残る確率が高くなっていきます。
ですから、早く診断をもらい治療を開始する必要があります。
 

診断と治療

早急に治療を開始するためには、急性脳症であると診断する必要があります。

検査と診断>

・見られている症状

・髄液検査(腰に針を刺して髄液を採取)

・脳のCT、MRI(脳の浮腫を確認)

・脳波

などから急性脳症であることを診断します。また、脳症が起きている原因を調べるために、血液検査や尿検査、心電図などの検査をすることもあります。

治療>

急性脳症と診断されたら、すぐに治療を行っていきます。

・全身管理のため入院

診断が確定したらすぐに治療を開始する必要があり、ICUでの治療を必要とするでしょう。

・抗けいれん薬

けいれん症状が見られている場合には、全身管理をしながら抗けいれん薬を投与します。

・原因の治療

検査によって脳症を引き起こしている原因疾患が分かったら、その疾患を治療します。

・脳浮腫の治療

脳の浮腫が脳症の主な原因となっていますから、その治療も行います。これは原因疾患の治療と同時に行われます。
急性脳症に効果が期待できるとされている治療としては、

 

・パルス療法(ステロイド薬を短期間に大量投与する)

・軽度低体温療法(脳の障害がそれ以上進行することを防止するため、体温を低く保つ治療法)

・輸液制限

・濃グリセリン・果糖の点滴

 

などがあります。

普段から備えてこそ迅速に対応できる

風邪やインフルエンザなどはごくありふれた感染症ですよね。だからこそ誰にでも急性脳症の可能性はあります。
早期発見、早期診断、早期治療がカギになる急性脳症ですから、迅速に対応できるよう普段から準備をしておきましょう。
症状について認識しておくのも大事ですが、近くの病院について調べておくことも必要ですね。
(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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