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欧米型の食事習慣は、乳癌リスクを上昇させる?~北斗晶さんの症例から考えてみる

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今月25日に、タレントの北斗晶さんが乳がんを患ったことで右乳房全摘出手術を受けられ、無事成功されたというニュースが報道されました。
現在、これを受けて多くの女性が乳がん検診の必要性とその効果について高い感心を持っています。

北斗さんは毎年秋に乳がん検診を受けていたにも関わらず、1年間で乳がんステージ2b期(リンパ節転移のある、しこりが2~5cm)にまで進行してしまったと言います。

なぜ定期検診を受けていたにも拘らず、発病に至ることになったのでしょうか?その原因を考えてみたいと思います。

北斗晶さんの症例から、食事と乳がん発症の関係を考える

北斗晶さんの公式プロフィールやブログを拝見させて頂いたところ、遺伝要因や食生活には以下のような特徴が見られました。

<特徴>

・親族には乳がんに罹患した方が誰もいない
・北斗さんの公式プロフィールによれば、BMIは約22で正常値である
・家庭で作られた日常的な料理は、魚・野菜も多くバランスが取れており摂取量も普通だが、やや炭水化物・肉摂取の割合が多く見られる
・また時折、炭水化物・肉をメインにした大盛り料理を出されている
⇒まとめますと、乳がんの家族歴はなく、やや欧米型の食生活という事が言えるのではないかと思います。

海外の疫学調査について

2014年に発表された海外10カ国を対象とした大規模疫学調査では、高脂肪食が乳がんのリスクを増加させたことが報告されています。

脂肪食と乳がんの関係については、完全には解明されていませんが、体内で生産されるエストロゲンの量が増えることで、乳がん細胞の成長が促進されるのではないかと考えられています。

■高脂肪食で乳ガンのリスクが増加(Journal of the National Cancer Institute:2014年)

【試験内容】

10ヶ国の女性約34万人を対象に、飽和脂肪の摂取量と乳がん発症率の相関について11.5年間の追跡調査を行う。

【結果】

・期間中、約1万人が乳がん発症となった。
・飽和脂肪酸の摂取量が最も多い群は、少ない群に比べ乳がんリスクが約30%増加していた。
・総脂肪摂取量は、最も多い群(平均48g/日)最も少ない群(15g/日)であった。
・総脂肪摂取量が多い群では、リスク増加した乳がんの特徴として「エストロゲン・プロゲステロン受容体陽性(=女性ホルモンをエサに成長しやすいガン)」が多かった。
・飽和脂肪酸が多い群では、上記の特徴に加え、「HER2受容体陰性(=抗HER2タイプの抗がん剤が効かない)」という乳がんリスクの特徴も見られた。

最後に

この調査を行った研究者によれば、乳がんリスクを下げるためには、ひとまず飽和脂肪の摂取量を、総摂取カロリーの10%以内に収めることが重要としています。

リスク因子がある場合、総摂取カロリーの8%脂肪食である「昔の日本食の献立」を取り入れた食生活の改善を試してみることも必要かもしれません。
(photoby:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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