カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. ガン・悪性腫瘍 >
  3. 乳がんになりやすい人はこんな人!自分でできる乳がんチェック・しこり確認とは?治療にかかる費用と期間

ガン・悪性腫瘍

乳がんになりやすい人はこんな人!自分でできる乳がんチェック・しこり確認とは?治療にかかる費用と期間

0416f5007c26cbcff3592f3cd822360b_s.jpg 

乳がんは年間4万人の人がかかっている、女性のがんで最も多くなってきている乳がん。近年では、30~40歳代という若い年齢層の間でも増えており、他人事ではない病気の一つになっています。

 

家族に乳がんがいないから大丈夫と思っていませんか?実は家族に乳がん発症者がいなくても発症してしまうこともあるのです。

 

そこで今回はどのような人が乳がんになりやすいのか、原因と共にご紹介したいと思います。

 

乳がんと遺伝

よく家族に乳がんがいれば、乳がんになりやすいと言います。確かに、家族に乳がんの人がいると確率は高くなるのは事実です。

 

しかし、それだけではありません。

 

乳がんになりやすい人の特徴

・初経年齢が低い

・出産経験がない

・コレステロールが多い食事を摂っている

・パン、砂糖、油、果物などが食事の大半を占めている

・ストレスが多い生活をしている

 

などなど。

そしてこれらには「エストロゲン」という女性ホルモンが深く関係しています。

 

エストロゲンと乳がんの関係

女性ホルモンが原因の場合、初経開始年齢が早いとそれだけエストロゲンにさらされる期間も長くなります。

 

エストロゲンは生理周期の中で、卵胞を成熟させるために生理終わり頃から排卵までの時期に多く分泌されます。妊娠すると排卵の必要性がなくなるので、エストロゲンの分泌が減少します。

 

そのため、出産経験がないと妊娠期間がない分、エストロゲンに長くさらされることになるのです。さらにエストロゲンはコレステロールを原料に作られるので、コレステロールを多く含む食事をしていることも原因となるのです。

 

原因は他にも・・・

エストロゲンが原因である乳がんをホルモン依存性と呼びますが、エストロゲンが原因でないホルモン非依存性の乳がんもあります。

 

乳がんは家族歴やエストロゲンだけでは説明しきれない、多くの原因が重なって発症することもあるので、一概にこうすると乳がんになる、そうしなければならないのかと言うとそうではなくなってきているので、注意が必要です。

 

乳がんの原因にもなる!?エストロゲンとは

乳がんの原因・要因として挙げられるのがエストロゲンレベルというものです。

エストロゲンという成分のレベルが高くなることで乳がんのリスク要因も高くなるという見方が一般的で、現在までに数多くの研究もおこなわれてきました。

乳がんのリスク要因を上げるエストロゲンとは何かを見ていきましょう。

 

●エストロゲンは体に必要

エストロゲンは女性ホルモンの一種で、思春期に一気にエストロゲンレベルが上がることで月経がはじまります。

エストロゲンは別名で美人ホルモンとも呼ばれており、女性が女性らしい体でいることを支えているホルモンでもあるのです。

エストロゲンレベルが上がって乳がんのリスク要因も上がるからといってエストロゲンをゼロにすると男性化が進みます。

エストロゲン自体は体に必要なのでそのバランスを適切に取ることが大切なのです。

 

●エストロゲンレベルを上げる生活・習慣

エストロゲンレベルを上げて乳がんのリスクもアップさせる習慣には飲酒、喫煙などがあります。これは乳がん以外のがんの原因ともなりますので注意が必要です。

また、子どもを産まない方は必然的にエストロゲンレベル・エストロゲンバランスが崩れやすいので定期的に乳がん検診を受けることが必要です。

その他に、ホルモン治療についても注意が必要です。エストロゲンを注入するホルモン治療を受けている場合も定期的により詳しい乳がん検診を受けた方がよいです。

 

乳がんの原因ともなるエストロゲンは体の中に必要なホルモンでもあります。

問題はエストロゲンのバランスが崩れてしまうことにあり、喫煙や飲酒に注意するほか、子どもを産まない方やホルモン治療を受けている方は詳細な乳がん検診を定期的に受けることをおすすめします。

 

自分でできる乳がんチェック・しこり確認

乳がんは基本的には初期症状がありませんので定期的な検診が重要な病気です。症状を感じ始めるころに最も多くの方が感じるのがしこりです。乳がんの簡単なチェック方法が視診としこりのチェックです。

 

◆乳がんチェック「1.視診」

病院でもどこでも何らかの異常をチェックするのに行われるのが視診です。乳がんチェックでも視診でまずは異常がないかどうかを確認してみましょう。

視診ではまず全身鏡を用意して、そこに上半身裸で立ちます。(ただし、生理前には胸が張っているのでこの時期は避けてください。)

 

確認すべきは左右の位置の差、乳頭の陥没やただれ、乳房の表面の腫れなどです。

両手を上げて乳房のひきつれがあるかどうかも確認してください。上げたときにひきつれがなくても体をひねるとひきつれることもあるので注意してください。

 

◆乳がんチェック「2.しこり」

しこりをチェックするときには指にあまり力を入れないようにしてください。指に力を入れると乳腺としこりを間違える可能性が高くなってしまうからです。

 

しこりを優しく触って動かない時は乳がんの可能性が高いです。しこりが逃げるような感じがあるときは良性腫瘍の可能性が高いです。

いずれにしても乳房を優しく触ってしこりを感じるようであれば検査に行くことをお勧めします。

 

視診では乳房の位置の差や乳房表面のただれなどを中心に、しこりチェックではしこりが逃げるかどうかを中心にチェックします。自分でも胸のしこりを確認したり視診で簡単な乳がんチェックは出来ますので、何か異常があればすぐに病院で検査を受けてください。

 

欧米型の食事習慣は、乳癌リスクを上昇させる?~北斗晶さんの症例から考えてみる

今月25日に、タレントの北斗晶さんが乳がんを患ったことで右乳房全摘出手術を受けられ、無事成功されたというニュースが報道されました。

現在、これを受けて多くの女性が乳がん検診の必要性とその効果について高い感心を持っています。

北斗さんは毎年秋に乳がん検診を受けていたにも関わらず、1年間で乳がんステージ2b期(リンパ節転移のある、しこりが2~5cm)にまで進行してしまったと言います。

なぜ定期検診を受けていたにも拘らず、発病に至ることになったのでしょうか?その原因を考えてみたいと思います。

 

北斗晶さんの症例から、食事と乳がん発症の関係を考える

北斗晶さんの公式プロフィールやブログを拝見させて頂いたところ、遺伝要因や食生活には以下のような特徴が見られました。

 

<特徴>

・親族には乳がんに罹患した方が誰もいない

・北斗さんの公式プロフィールによれば、BMIは約22で正常値である

・家庭で作られた日常的な料理は、魚・野菜も多くバランスが取れており摂取量も普通だが、やや炭水化物・肉摂取の割合が多く見られる

・また時折、炭水化物・肉をメインにした大盛り料理を出されている

⇒まとめますと、乳がんの家族歴はなく、やや欧米型の食生活という事が言えるのではないかと思います。

 

海外の疫学調査について

2014年に発表された海外10カ国を対象とした大規模疫学調査では、高脂肪食が乳がんのリスクを増加させたことが報告されています。

脂肪食と乳がんの関係については、完全には解明されていませんが、体内で生産されるエストロゲンの量が増えることで、乳がん細胞の成長が促進されるのではないかと考えられています。

 

■高脂肪食で乳ガンのリスクが増加(Journal of the National Cancer Institute:2014年)

 

【試験内容】

10ヶ国の女性約34万人を対象に、飽和脂肪の摂取量と乳がん発症率の相関について11.5年間の追跡調査を行う。

 

【結果】

・期間中、約1万人が乳がん発症となった。

・飽和脂肪酸の摂取量が最も多い群は、少ない群に比べ乳がんリスクが約30%増加していた。

・総脂肪摂取量は、最も多い群(平均48g/日)最も少ない群(15g/日)であった。

・総脂肪摂取量が多い群では、リスク増加した乳がんの特徴として「エストロゲン・プロゲステロン受容体陽性(=女性ホルモンをエサに成長しやすいガン)」が多かった。

・飽和脂肪酸が多い群では、上記の特徴に加え、「HER2受容体陰性(=抗HER2タイプの抗がん剤が効かない)」という乳がんリスクの特徴も見られた。

 

最後に

この調査を行った研究者によれば、乳がんリスクを下げるためには、ひとまず飽和脂肪の摂取量を、総摂取カロリーの10%以内に収めることが重要としています。

リスク因子がある場合、総摂取カロリーの8%脂肪食である「昔の日本食の献立」を取り入れた食生活の改善を試してみることも必要かもしれません。

 

乳がんの治療にかかる費用と期間

乳がんは現代の女性にはよくみられる病気のひとつです。食生活が変わったことや女性のライフスタイルの変化によって乳がんになる人も増えているようです。

そんな乳がんの治療を行う時にどれくらいの費用がかかるのか、そしてどれくらいの治療期間が必要なのかを解説します。

 

●乳がんの治療はどんなふうに行うの?

費用と期間を見る前にまずは乳がんの治療をどのように行うかを見ていきます。

がんの一般的な治療法には手術と放射線治療、抗がん剤治療の3つがありますが、乳がんの場合は手術+放射線治療、手術+放射線治療+抗がん剤治療と言ったように組み合わせた治療を行います。

手術は最短で2泊3日程度で終わりますがその後放射線治療や抗がん剤治療のための入院が必要なので実際の入院期間はもっと長くなります。

 

●乳がんの治療費用

医療費を3割負担していると仮定して乳がんの治療費を見てみると、まず手術にかかるのは大体20-25万円程度です。

次に放射線療法を1クールで10万円程度、化学療法(抗がん剤等)を半年受けたとすると5-25万円程度となります。

化学療法(抗がん剤等)は選択肢が広いのでそれだけ費用も異なります。

手術、放射線療法、もっとも格安の化学療法(抗がん剤等)で40万円ですので治療費用は最低でも40-50万円は見ておいた方がよいです。

 

●乳がんの治療期間

乳がんは慎重な経過観察が必要な病気と言われており、がんの中ではどちらかと言えば治療期間が長い傾向にあります。

手術と放射線療法だけでも2か月、それにプラスして抗がん剤治療を受けると8カ月程度の治療期間です。

 

乳がんの治療には手術、放射線療法、抗がん剤治療があり、治療費は最低でも40-50万円程度、治療期間は2-8カ月程度です。

(Photo by:写真AC )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

ガン・悪性腫瘍に関する記事

肝臓がんの肝切除手術後の食事についての注意点とは?~肝臓がんの手術療法~

  肝臓がんの治療の柱となるのは手術療法です。肝臓を切除するケースも多く、...


初期は自覚症状がなくて危険!肝臓癌

    構造は? 肝臓は人間の臓器の中で一番大きな臓器です。おなか...

変化するほくろやシミに要注意!~皮膚がんの初期症状と特徴~、皮膚のがんの一番の原因は「紫外線」?

「紫外線を浴びすぎると皮膚がんになる」「ほくろが大きくなるとがんになる」など...

カラダノートひろば

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る