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自己免疫疾患型の円形脱毛は「酪酸」で抑えられる?HDC阻害剤としての「ミヤリサン」

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円形脱毛症は、主にストレスに起因して起こる自己免疫疾患・アレルギー性疾患と考えられていますが、放っておいても自然治癒する場合もあり、その発生機序はまだよく明らかにされていません。

免疫異常が原因である場合、主に「ステロイド」「免疫抑制剤」「局所免疫療法(人為的な炎症による治療)」などの治療が選択されますが、いずれも副作用や即効性の面においてデメリットがあります。

近年、これに変わる新たな治療法として、注目されているものに「酪酸」という短鎖脂肪酸があります。酪酸は「ミヤリサン」などの整腸剤が有名ですが、「HDAC阻害剤(遺伝子の発現をONにする)」としても知られています。

酪酸は、免疫寛容に関わる遺伝子であるFoxp3遺伝子を活性化させ、自己免疫疾患やアレルギー疾患を改善させる可能性があります。

円形脱毛症のタイプとは?

円形脱毛症とは、一般的には「コイン大の円形脱毛」が良く知られていますが、それ以外にも「面積の大きなもの/髪全体が平均的に減少するもの/身体全ての体毛が抜け落ちるもの」まで様々なタイプがあります。
■単発型(典型的な「十円玉の脱毛班」で60%は自然治癒で治る)
■多発型(円形の脱毛班が2箇所以上~で発生し、結合して面積が拡大することもある)
■びまん性(髪全体が平均して脱毛する。難治性とされる)
■蛇行性(後頭部や側頭部の生え際において、線状に脱毛する)

■全頭型(脱毛部分が結合して髪の毛全てが抜け落ちる症状)
■汎発型(身体の全ての体毛:髪の毛/眉毛/ひげ/すね毛/陰毛などが抜け落ちる症状。難治性とされる)

酪酸の効果について

酪酸の自己免疫疾患抑制への有効性に関する研究は、「潰瘍性大腸炎」や「掌蹠膿疱症」などを対象に行われていますが、まだ大規模な臨床試験などは行われていない状況であるようです。

<私個人の酪酸投与後の経過について>

私自身(筆者)自己免疫疾患による神経炎の既往がありますが、近年ではこれに加え薬の飲み忘れによるリバウンド(反跳現象)が生じ、円形脱毛症を併発しています。これまでの定量の酪酸(ミヤリサン製剤)を2倍に増量したところ、投与翌日から脱毛症状が著しく改善しました。

■酪酸菌1,600mg投与で、軽度円形脱毛症の抑制を確認(※筆者個人の効果による)

【実施内容】

多発性脱髄性神経炎に併発した円形脱毛症の抑制に、ミヤリサン製剤40錠(酪酸菌400mg)×4回/日(朝・昼・夕・夜)を1ヶ月間服用した。

【結果】

・服用前の急性期には、ブラッシングで約150本/日程度の脱毛が見られたが、服用翌日から約10本程度の脱毛本数に減少した。
・併せて神経炎症状も軽減された。

最後に

服用に関して考慮しておきたい事項に「白血球の日内変動」があります。白血球は夕~夜にかけて日中の約10%増加すると言われており、その時間帯に服用することは特に重要です。

またステロイド薬と同じく、急な中止はリバウンド現象を生じる可能性があるため、止める際には徐々に減量していくことが重要になります。
(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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