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子どもが白血球減少症と診断されたら…原因・治療法とは?
血液の病気もいろいろなものがありますが、その中でも白血球減少症はご存知でしょうか。
血液の中の白血球というものは体に大切な働きを行ってくれています。
血液検査で異常がわかるものもいくつかあります。
白血球が減少してしまったら、どのような症状がでるのでしょうか。
ここでは、白血球減少症の治療法についてまとめました。
白血球減少症とはどんな病気?
人の血液中には血液1立方ミリメートルあたりにおよそ4000個から9000個
の白血球があります。
これが何らかの異常が起こることにより、3000個以下になってしまった状態を白血球減少症といいます。
白血球は血液への細菌やウィルスの侵入を防いで感染防御の働きをします。
侵入してきた菌に接近して細胞内に取り込んで殺菌するという重要な働きを担っています。
しかし白血球が極端に減少してしまったら、この防御の働きが弱まってしまい、細菌や真菌、ウィルスなどに感染しやすくなってしまいます。
白血球減少症の原因
原因としてもっとも多いものに薬の使用が引き金になっているといわれています。
抗生物質、抗けいれん薬、安定剤、抗ガン剤、抗不整脈薬などさまざまな薬が原因となる場合があります。
他にも骨髄から血液の成分はつくられていますが、この骨髄の造血障害が起こったりします。
また、脾臓は寿命となった赤血球や白血球を破壊する働きがありますが、この働きが活発になりすぎてしまったり、免疫系の病気からの誘発や遺伝であったりとさまざまな要因が考えられます。
もし白血球減少症にかかってしまったら…
主治医の指示に従い、治療を開始します。
主治医は、病気の原因が感染症からくるものなのか、薬からくるものなのか、骨髄などの機能異常からくるものなのかを検査して見極めます。
その原因に応じて、感染症が原因である場合は抗生物質などを投与します。
肺炎や敗血症など生命にかかわる重症な感染症を起こしてしまった場合、強力な抗生物質を慎重に投与して治療していきます。
薬が原因であった場合、その原因となった薬をすぐに中止します。
普段飲んでいる薬から血液の病気を招いてしまうなんて考えもつきませんね。
風邪だと思って受診したにも関わらず、高熱などが続いている場合には
再度、医療機関を受診するようにしてください。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部