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過去の紫外線照射経験は「悪性黒色腫(メラノーマ)」を引き起こす?リスク因子と治療薬について

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「免疫寛容」は免疫細胞が自己攻撃(=自己免疫疾患)を行わないための制御システムですが、これを人為的に解除させて抗がん効果を増強させるという治療薬があります。これを免疫チェックポイント阻害薬「オブジーボ」といいますが、特に悪性度が高いほくろに類似した皮膚がん「メラノーマ(悪性黒色腫)」に高い有効性があるとされています。

肌が白く、過去に長期の日光曝露の経験がある場合は「メラノーマ」に注意

メラノーマとは、皮膚細胞であるメラノサイト(皮膚に色調を与える細胞)にがん(多くは急速進行性)が発生するという病気です。
メラノーマの日本における発症率は、年間人口10万人あたり1~2人発症するといわれており、2011年における発症数は約4,000人(60歳以降が多いが、全年齢で発症する)と報告されています。

<発症のリスク因子は?>

□肌が白い(そばかすがある/日焼けしやすい)
□瞳の色が明るい(青/緑など)
□赤毛またはブロンドの髪
□長期間にわたって日光を浴びた経験がある(天然/人工による)
□若年例に、日焼けによる水疱の既往歴がある
□ほくろの数が多い/大きい
□異常なほくろ(非定型母斑症候群)の家族歴がある
□メラノーマの家族歴または既往歴がある
□白人である(但し、浅黒い肌でも発症例はある)

メラノーマと良性のほくろの見分る基準は?

メラノーマは一見ほくろと見間違われることが多いですが、「左右非対称性がある」「色ムラがある」などの外観の特徴があります。
□左右非対称性
□辺縁が不整で色素の染み出しがある
□色ムラがあり、黒、茶色、青色、白色などがまだらに混じる
□直径が大きい(手、足で7mm以上)
□隆起がある
□大きさの急速な変化

メラノーマの治療薬「オブシーボ」とは?

メラノーマ治療薬であるオブシーボは、「抗PD-1抗体」というがん細胞が自らを守るために細胞表面に提示している「PD-L1(アンテナ)」の結合を阻害して、「がんの免疫逃避の仕組」を破綻させる作用があります。

<オブジーボによる治療成績は?>

これまでの検証により、進行性メラノーマをオプジーボで治療した場合の成績は以下とされています。
【1年生存率】63%
【2年生存率】48%
【3年生存率】41%
⇒無治療の場合の生存率、10%を大きく上回る結果となった。

最後に

このように、オブジーボはメラノーマの治療に有効となる可能性があります。ただ、メラノーマは早期発見・治療が非常に重要であるため、「ほくろと思っていたけど、急速に大きくなっていて、左右も非対称である気がする」と感じた際には、出来る限り早期に検査を受けることが重要です。
(photoby;pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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