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新生児多血症って!?生まれたばかりの赤ちゃんはみな多血症。なぜ多血症になるのか

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多血症とは、酸素を運ぶ赤血球が通常よりも多い状態のことです。生まれたばかりの赤ちゃんはみな多血症の状態で生まれてきますが、なぜ多血症なのでしょうか?

 

また、多血症があることによって何がおこるのでしょうか?

 

なぜ生まれたばかりの赤ちゃんは多血症なの?

お腹にいる間は胎盤を通してお母さんから酸素を受け取っています。
しかし、肺で呼吸をするのに比べて、取り込める酸素の量が少ないので、赤血球を多めに造り出しています。そのため多血症となります。

 

生れた後はどうなるの?

肺での呼吸が始まると、赤ちゃんの時に作られた赤血球は徐々に壊されていき、赤血球の数が減っていくため、多血症も徐々に落ち着いていきます。

 

では新生児多血症とはどんな病気なの?

しかし、普通の赤ちゃんよりもさらに多い赤血球を持つ赤ちゃんも中にはいます。

血液の濃さを表すヘマトクリットという値が生れたての赤ちゃんは55~60%が正常と言われていますが、これが65~70%の赤ちゃんも時に見られます。

 

原因は何?

・胎盤機能不全がある場合

母親からもらう酸素が少ないため、慢性的に低酸素の状態になります。そのため通常よりも多くの赤血球を造り出すようになります。

 

・胎盤からもらう血液量が多かった場合

母親がいきむ際、胎盤の血液が赤ちゃんに行き、赤血球が多くなることがあります。

へその緒を縛って予防しますが、へその緒を縛り遅れた場合も起こり得ます。

その他にも、双子などで胎盤が一つの場合、双方の赤ちゃんの間で血流異常が起こる双胎間輸血症候群の受血児(血液を貰ってしまう側)はより多くの血液が送られるため、多血症となります。

 

・血を造り出す機能に異常がある場合

ダウン症の子などに見られます。

 

多血症による悪影響

赤血球が多くなると血液が濃くなり、毛細血管の血流が悪くなります。

そのため、痙攣や心不全、チアノーゼ、無呼吸、嘔吐、壊死性腸炎、腎不全などなど、身体の各臓器の血流障害が起こるようになります。

 

さらに赤血球は糖を栄養源としていますので、低血糖になったり、赤血球が壊れてできるビリルビンがたまり、黄疸になりやすかったりします。

 

治療方法

ヘマトクリットが65%以上の場合、多血症と診断されます。

点滴で血液を薄めたり、交換輸血を行うこともあります。

 

 

造血機能の異常がない限り、生まれたあとの赤ちゃんの赤血球産生は抑制されるので、再発することはないと言えるでしょう。
(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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