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ママ・ベビーだけでなく、医療従事者や他のママにまで…未受診妊婦の感染症の可能性

妊娠がわかると、出産まで定期的に妊婦健診を受けます。これは、母体と胎児を危険な状態にしないためには大切なことです。しかしながら「未受診妊婦」と言って、妊婦健診を受けずに出産するケースも。

ドラマ「コウノドリ」やマンガ「透明なゆりかご」などでも、とりあげられていますので、なんとなく「未受診妊婦」のことは知っている、という人もいらっしゃるかもしれません。

 

今回は母体や胎児だけでなく、医療従事者や他のママにまで影響するかもしれない、「未受診妊婦の感染症の可能性」についてまとめました。

  

受け入れ拒否される未受診妊婦

妊娠してから出産するまで、きちんと妊婦健診を受けることは、母体と胎児をあらゆるリスクから守るために必要なこと。しかし経済的理由や複雑な家庭の事情、多忙などを理由に、妊婦健診に行かない妊婦さんもいます。

 

未受診妊婦の定義

未受診妊婦とは、分娩に至るまで一度も健診に行かない妊婦さんだけを指すとは限りません。妊婦健診の総回数が3回以下、または最終受診日から3ヶ月以上経っている場合も、未受診妊婦に含まれるケースもあります。

 

病院側は高リスクのため受け入れ難い

このような未受診妊婦は、いざ分娩、というときに病院に受け入れてもらえない場合があります。その理由は未受診妊婦は出産のリスクが高く、何か起こった場合は病院の責任になってしまうから。

また、出産時のリスクは未受診妊婦とその胎児だけではなく、医療従事者や他の妊婦にも影響を及ぼすこともあるため、病院側は受け入れに慎重にならざるを得ません。

 

未受診妊婦の感染症とそのリスク

未受診妊婦の分娩には様々なリスクがあります。その中で、医療従事者や他の妊婦にも影響を及ぼすものとしてあげられるのが「感染症の可能性」です。 「梅毒」「B型・C型肝炎」「HIV」などと言った感染症にかかっている、もしくはキャリアである状態で妊娠したとしましょう。

妊婦健診を受けていれば、早期の時点で感染していることがわかり、何らかの対処ができます。妊婦健診を受けていないと、対処ができないまま、分娩に至ってしまうのです。

 

感染症にかかっていると、子宮内感染で胎児に感染している可能性があるのはもちろんのこと、分娩時の母体と胎児のリスクが上がるとともに、立ち会った医師や助産師などの医療従事者にも感染する危険性があります。さらには病院に通っている、他の妊婦さんにも感染してしまうことも。

 

未受診妊婦の分娩は感染症対策が必要

先に述べた通り、未受診妊婦を受け入れて何かあれば、責任は病院側になります。もし、受け入れた未受診妊婦が感染症にかかっており、感染が院内で広がってしまえば、大変なことになるでしょう。そのため、未受診妊婦が飛び込みで分娩する場合には、感染症があることを想定して、マスクやゴーグルなどの対策を行うのが基本になります。

 

感染症対策の難しさ

しかし、そういった緊急時的な対処が、どこの病院でもできるわけではありません。そして病院も、他の妊婦さんや医療従事者への感染リスクは、できるだけ減らしたいもの。そのため、病院の受け入れ拒否はさらに増えてしまうのです。

 

妊婦健診の血液検査は大切な情報源

感染しているかどうかを知るためにはやはり、妊婦健診を受けることです。妊娠すると、一番はじめの妊婦健診で、たくさんの項目を調べる血液検査が行われます。経験した方は「なぜ、こんなに調べるのだろう?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

この血液検査は、妊婦の状態を知ることが出来る大切な情報源。血液型を知ることで分娩時の輸血するケースに備えられますし、貧血や糖尿病なども知ることが出来ます。そして、感染症についても知ることができ、早い段階で感染が分かっていると、病院側もいくつかの手だてを練ることができるのです。

 

未受診妊婦がゼロの社会を

未受診妊婦だと、血液検査を含め、妊婦と胎児の情報が全くないため、リスクが高くなるのは当たり前のこと。しかし、未受診妊婦の多くは、決して本人が望んでその状態を選んだわけではないのです。

自身のためにはもちろんのこと、胎児や分娩でお世話になる医療従事者の方など周りのためにも、未受診妊婦の問題は社会全体でサポートしていく必要があるのかもしれませんね。

 

(Photo by:https://www.photo-ac.com/)

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-06-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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