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生活習慣病

腸管が破壊される?細菌が血中に流出?糖尿病で起こる腸内細菌の変化とは?

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病気と深く関わりがあると注目されているのが、大腸の中の細菌です。この腸内細菌のかたまりのことを腸内フローラと言います。これが、メタボリックシンドロームや肥満、動脈硬化、そして糖尿病などと密接に関わっているとされています。

腸内フローラと糖尿病

2型糖尿病の患者さんは、インスリンの働きが悪くなっています。
そのため摂取した糖を十分に体にとりこめなくなり、血糖値が上がります。

このインスリンの働きが悪くなるのは、肥満や、運動不足などが原因ですが、それに腸内フローラの乱れも大きく関わっていると考えられています。
今までは2型糖尿病患者でのこの腸内フローラの働きについては不明な点が多かったのですが、近年明らかになりつつあります。
 

腸内細菌が血液中に流出?

順天堂大学が行った研究で、この2型糖尿病患者と腸内フローラの働きの関係について発表されています。発表では、2型糖尿病患者は、

・腸内フローラの割合が乱れている

・血液中に普段はいない腸内細菌が検出された

と報告されています。

 

実際、2型糖尿病患者の50人中14人の血液中に腸内細菌が検出されたそうです。ここから考えられるのが、

腸内フローラのバランスが乱れたことによって、腸管が破壊され、そこから腸内細菌が血液中に流出した

ということです。腸内環境が乱れた状態でそれに追い打ちをかけるような食生活(特に高脂肪食)をし続けると、やがては大腸の粘膜が傷ついてしまうのです。
 

「腸内細菌改善」で糖尿病が改善する可能性

2型糖尿病はインスリンの働きが悪くなることで生じます。
今までの治療では、働きの悪くなったインスリンを、薬や食事の仕方などで補うと言う形でした。
しかし、こうして腸内フローラが原因と考えると、もしかしたら腸内環境を改善することで、インスリンの働きをよくすることができるかもしれません。

糖尿病の治療が変わるかも

実際、メタボのマウスの腸内細菌を他の健康なマウスに移植したら、メタボやインスリンの働きの悪さ、高血圧などまでうつってしまったという実験もあるようです。

2型糖尿病が肥満手術で治る結果も出ていますが、さらに研究が進めば、これから「治る」期待が持てるのかもしれませんね。
(参考:日本人2型糖尿病患者における「腸内フローラのバランスの乱れ」を発見 ~腸内細菌が血流中へ“移行する”ことが明らかに~ )

(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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