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生活習慣病

糖尿病患者は断食をしてもいい?してはダメ?断食に伴うリスクを知っておこう

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糖尿病患者の方は、ダイエットが課題になっている方も多いでしょう。ダイエットの方法はいろいろありますが、方法のひとつとしては「断食」もダイエットに入ります。

糖尿病と断食

糖尿病というのは、血糖値のコントロールがうまくできなくなる病気です。
血糖値が高いことがよく注目されますが、実際にはそれだけではなく、高くなりすぎたり低くなりすぎたりして、正常の範囲内で治まらないことが問題です。

さて、断食は短期で済むダイエットの方法のひとつです。
そのためちょっと手軽な感じもするでしょう。では、糖尿病の患者さんは断食をしてもよいのでしょうか?

結論から言えば、糖尿病患者さんの断食には低血糖のリスクが伴いますので、否定的な意見が多いです。
ただ、絶対にやってはいけないというほど禁止されているわけでもありません。
 

断食が否定的な理由

食事をとらなければ高血糖になる心配はなくなりますので、断食は糖尿病患者に良いと考えるかもしれません。
しかし実際は断食をすると糖尿病を悪化させる可能性があります。それはなぜなのでしょうか?

・低血糖のリスクが増加

先に書いたように低血糖になるリスクが大きいです。糖尿病の場合、血糖値が下がりすぎることもあります。
糖を食事から補給しないということは、血糖値が下げ止まりせず、低血糖の可能性を高めるのです。

・断食後に一気に血糖値が上がる

断食をやめるときには、もちろんそれまで食べていなかった食事をするでしょう。
しかしその場合、今まで糖を補給していなかった分一気に血糖値が高くなってしまって、今度は高血糖になるリスクが高まります。

・ケトアシドーシスのリスクが増加

ケトアシドーシスとはケトン体が蓄積することで、体液が酸性に傾いてしまうことです。
これによって細胞が損傷されたり、脱水が加われば意識障害が起こることもあります。
特に断食に備えてインスリンを減らしすぎると、危険なケトアシドーシスの誘因になります。
 

ほどほどのダイエットが一番

断食というのは非常に極端な方法です。
糖尿病や服薬やインスリン治療をしているという方は、普段の生活スタイルに沿った処方をされているはずです。
それを極端に変えて断食というのは、とても危険なことは容易に想像がつくでしょう。

基本的には日常的にできる運動、食事制限が最も適しています。
(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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