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生活習慣病

どんな治療をしている人なら大丈夫?ケース別に考える「断食にともなうリスク」

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日本にも世界にも、糖尿病を発症している人は多くいます。その生活は多様で、日本の糖尿病患者さんには想像もつかない生活をしている人もいるでしょう。
 

断食をする糖尿病患者

イスラム教にはラマダンという断食をする期間があります。
ただ断食と言っても全く何も食べないわけではありません。
1ヶ月ラマダンの期間は続き、日が出ている間は食事をせず、水も飲まず、日が落ちてからごちそうを食べるというものです。

もちろんその中には糖尿病を発症している患者さんもいます。糖尿病の患者さんが、日中の断食と夜の食事という極端な、血糖値の上下を繰り返すのです。

じゃあ、断食は誰でもしていいの?

実際ラマダンのような断食をしている方は多くいますが、それでも断食は糖尿病患者さんにとっては低血糖などの危険が伴います。
ダイエットの目的であっても、宗教的な目的であっても断食をするならばまずは、医師に相談することが絶対です。

それがたとえ1日だけの断食であっても、食事、薬などプランをしっかり練ることが必要です。
実際イスラム教徒の方も、ラマダンの前には医師との打ち合わせをして、ラマダンに臨むのが基本です。

ケース別、断食のリスク

糖尿病と一言で言っても、どんな治療をしているかは人によって違いますよね。そのためそれぞれ断食のリスクも変わってきます。

生活習慣の改善のみの場合>

2型糖尿病でまだ治療が生活習慣の改善のみという場合には、少しの断食ならばリスクは低いでしょう。それでも、医師との相談は必要です。

ビグアナイド薬のみを服用している場合>

メトホルミンなどのビグアナイド薬のみを服用している場合、低血糖のリスクが低いです。
というのも、この薬はインスリンの分泌を促すのではなく、インスリンの感受性を高める効果を持っているためです。

チアゾリジン薬を服用している場合>

この薬単独では低血糖のリスクは低いでしょう。
ただ、SU薬や速効型インスリン分泌促進薬、インスリンと併用している場合には、血糖値を下げる効果が強まり、低血糖を起こすリスクが大きくなります。

SU(スルホニル尿素薬)を服用している場合>

これは断食には適しません。

インクレチン関連薬を服用している場合>

単独では低血糖のリスクは低いでしょう。
ただ、SU薬や速効型インスリン分泌薬、インスリンと併用している場合には、リスクが大きくなることがあります。

インスリン治療の場合>

断食には注意が必要です。
種類によっては安定した血糖値への効果があるのでよいのですが、そうではないこともあります。必ず担当医への相談が必要です。

どんな場合でも医師に相談

近年は薬の作用がよくなってきて、食事を抜くことがあっても血糖値を安定させられる薬も出てきたようです。
そのため絶対に断食をしてはいけないということにはなりませんが、少しだけする場合でも、必ず医師との相談が必要です。
(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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