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どうして「足」なの?糖尿病で起こる足の潰瘍…足の症状4段階、あなたの症状はある?

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糖尿病になると足の傷が治りにくくなることがあります。なぜ手ではなく足なのでしょうか?足の傷が治りにくくなるということが、どんな意味を持っているのでしょうか?

糖尿病で起こる足病変

糖尿病で起こる合併症は、高血糖の状態が血管にダメージを与えることで起こります。
血管は全身の至る所にありますよね。その血管全てがダメージを受ける可能性があり、さらには血管のみならずその周りの神経にも障害が及ぶことがあります。

特に血流ということを考えた時、足は心臓から遠く、重力に逆らって心臓に戻ってこなければならないため、問題が起こりやすいです。
そのため、糖尿病の血管障害においても、足は病変が起こりやすいのです。
 

足の傷が治らなくなるのはなぜ?

糖尿病を発症して足の傷が治らなくなるというのは、糖尿病足潰瘍と言います。単に傷が治らないというと、軽いことのように思えるかもしれません。ですが、これは非常に大きなことです。

この糖尿病で足潰瘍が起こる原因は、主に以下の3つです。

・末梢神経障害(自律神経、運動神経、知覚神経などの障害)

・末梢血管障害

・感染症

これらのうちのひとつということではなく、お互いが関係し合って起こります。

神経障害によって、足の傷などを感じにくくなり傷が出来ても自覚症状を持ちにくくなります。
また、血管障害によって血流が悪くなり、十分な栄養が末端の細胞に行きわたりません。
そうすれば細胞は正常な働きができなくなり、容易に感染症などが起こると言った具合です。
 

足の症状の4段階

自分の体の一部なのだから、変化があればわかると思いがちです。しかし糖尿病による足の病変は、知覚神経が障害される可能性があることが厄介なのです。
自分で感じられないために、自覚症状を頼りにしていてはなかなか気づけないということです。そこで、糖尿病を発症したら以下のような症状に気を配る必要があります。

1度…足が冷たい、しびれる、色調が蒼白

2度…間欠性跛行:少し歩くと痛みのために歩けなくなるが、休むと痛みが消える

3度…安静時や就寝時にも痛みがある

4度…足の傷が治らない(足潰瘍)、組織欠損、炎症が骨にまで感染

 

4度の段階になると足の切断の可能性が大きくなってきます。

間欠性跛行は、足の動脈が狭くなって流れが悪くなったり、つまったりすることが原因です。
200m以上歩いて跛行が起これば2a、200m未満なら2bとなり、2bになると重度の跛行と判断されます。
 

足の切断は他人事ではない

いまどき病気で足を切断するなんて現実的ではないと思うでしょうか?
しかし現在でもこれは現実的に起こっています。実際こうした症状があっても、年齢のせいにしてしまう人が多いでしょう。
また、医師も自分の専門外の足の状態を詳しくみてくれないかもしれません。自分、あるいは家族がこうした症状に配慮することが、足病変を遠ざける最も確実な方法なのです。
(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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