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生活習慣病

薬の種類が多くてよくわからない!自分でも知っておきたい糖尿病薬の組み合わせ

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治療薬は医師に言われたものをそのまま使っていますか?薬の種類についてお医者さんと話し合ったことはあるでしょうか?特に糖尿病患者さんは長く薬と付き合っていくため、自分で薬を選ぶ感覚も大切です。

何で薬を選ぶ?

糖尿病患者さんはまだ症状が軽微ならば、生活改善などをすることで治療していけます。
ただ、だんだんと症状が進んでいけばやがて、薬を選択していかなければいけなくなるでしょう。

その際、医師から提示された薬をそのまま受け入れるのではなく、自分で薬の選択を考える頭を持てるとよいです。
というのも、治療費の負担、生活習慣の違い、安全性、新しい薬など、重要視するところは人によって違うためです。
 

糖尿病で使う薬、それぞれの特徴

自分が何を重要視して薬を選択するか、考えながら見てみてください。

次に紹介するのは、薬での治療を始める際の、第一選択薬として使用される薬です。

・ビグアナイド薬(一般名:メトホルミンなど)
<インスリン抵抗改善薬>

糖尿病になると高血糖の状態でも、肝臓からさらに糖が放出されてしまいます。この薬はそれを抑制する働きをします。

良い点:
世界中で多くの人が長年使用してきていますので、安全性が高い

安価

体重が増えたり、低血糖になることがない

悪い点:

人によっては消化器系への影響がある

まれに乳酸アシドーシスが起こることもある

・スルホニル尿素薬(一般名:グリベンクラミドなど)
<インスリン分泌促進薬>

インスリンの分泌を促進する働きをします。


良い点:

長年の使用実績で安全性が高い

安価

細小血管合併症のリスク軽減の研究結果がある

 

悪い点:

低血糖

体重増

はじめから十分に薬が効かない(一時無効)の可能性

途中から効果がなくなっていく(二次無効)の可能性

これらの薬(基本的にはメトホルミン)を処方し、3ヶ月以上経過しても、血糖値の目標を達成できない場合には、さらに薬が追加されます。
どの薬が追加されるかは、患者さんの病態にあわせて選択されます。

 

また、メトホルミンに加えてスルホニル尿素薬を追加することもあります。

・チアゾリジン薬(一般名:ピオグリタゾン)
<インスリン抵抗性改善薬>

骨格筋や肝臓でのインスリンの働きを改善します。

 

良い点:

 

低血糖がない

薬の失効がない

HDLコレステロールを上げて中性脂肪を下げる

 

悪い点:

高価

体重増

むくみ

心不全

骨量低下

・DPP-4阻害薬(一般名:シタグリプチンなど)
<インスリン分泌促進薬>

インスリンの分泌を促進し、グルカゴン(血糖値を上昇させるホルモン)を抑制する

 

良い点:

 

低血糖がない

安全性

悪い点:

 

高価

1c(過去の長期的な血糖値)の低下があまりない

薬疹の可能性

GLP-1受容体作動薬(一般名:リラグルチドなど)

DPP-4阻害薬と同じような作用です。また、食べ物の消化吸収をゆっくりにし、満腹感を維持してくれます。

 

良い点:

低血糖になりにくい

体重減

ベータ細胞の活性と復元の可能性


悪い点:

 

高価

注射薬

消化管への影響

多臓器への影響

 

・インスリン

ぶどう糖を体にとり入れ、肝臓から新しく糖ができるのを抑制します。

 

良い点:

 

高血糖すべてに効果がある

 

悪い点:

 

高価

低血糖のリスク

体重増

注射

これらの薬を追加して、さらに3ヶ月しても目標値が達成できなければ、残りの薬の中からもう一つ追加していきます。
 

あなたのケースで考えて

医師によっても薬の処方の仕方には差があります。
古い考えで処方する人もいれば、新しいものを試したいという人もいるでしょう。患者側はまず自分の要望をしっかり持っていなければいけません。
安価で済ませたいと思うのか、高くても新しい薬を試したいと思うのかはそれぞれです。それをまず持って、医師に伝えていくことで、自分に適した薬の処方になるでしょう。

他にも薬はありますし、日々進歩していきますので、まずは自分の希望をよく自覚してみてください
(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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