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マンモ+超音波でがん発見率が上昇!だからって「両方受ければいい!」と言わないのはなぜ?

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201511月、乳がん検診における超音波検査の有効性が発表されました。
乳がん検診といえばマンモグラフィでしょうか?
一方で超音波検査も受けているという方も多いと思います。

今回は、マンモグラフィ+超音波でがん発見率が上昇するのに、「両方受ければいい!」と言われないのはなぜなのかについてご紹介します。

 

超音波検査併用の有効性

乳がん検査を定期的に受けてきた方の中には、当たり前のようにマンモグラフィと超音波検査を両方受けているという方もいるでしょう。
当然それによって、より乳がんを見つける可能性が高くなると思ってしていることと思います。

 

そういった方にとっては、「マンモと超音波は併用した方がいいよ」というニュースに「そりゃそうだ」と思ったかもしれません。
ただ、今回は大規模な実験で初めて明らかになったという点で、大きく注目されています。

またタレントの北斗晶さんの乳がん治療が注目されている最中ということも、注目を集めている要因かもしれません。

 

 

じゃあ、両方とも受けよう!…とはならない

発表された研究結果では、両検査を併用することで、マンモ単独よりも、がんの見つけやすさ・がんの発見確率が有意に高くなったとされています。

 

研究ではステージⅢ以上のがんの発見に関しては差は見られませんでした。
これに対してステージ0あるいはⅠのがんの発見で優位に差があると結果が得られています。
つまり、がんの早期発見で併用検査がよりよいということですね。

けれど、だからといって手離しに「じゃあこれからはみんな検査を両方受けよう!」とはなりません。これはなぜなのでしょうか?

 

 

必要のない生検の問題

両方の検査を併用したグループでは、要生検率が上昇しました。
要生検率とはつまり、がんの疑いがあり、精密検査が必要と判断される人の割合です。
これがマンモだけのグループでは8.8%でしたが、併用グループでは12.6%に上りました。

 

この場合、生検をするとなったら、乳房に針を刺す検査が必要になります。
治療のためではなく検査のために乳房に針を刺すのです。
もちろん針を刺すだけなので、手術のように乳房が大きく損なわれることはありません。

それでももしかしたら健康な乳房に針を刺すことにもなるのです。
ある程度、針を刺した痕が残るかもしれません。

 

この負担を考え、超音波検査の導入は患者の不利益も生む可能性があると指摘されているのです。

 

 

より正確な検査へ期待

今回の研究では、「マンモで判断ができないとき、補助的役割として超音波を導入できる可能性がある」といったぐらいだと言います。
この検査併用の有効性と共に、検査の正確性を上げ、疑い例を減らしていくことがこれからの課題でしょう。

 

 

(参考:マンモグラフィーと超音波検査で乳がん発見率向上)

(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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