カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 妊娠・出産 >
  3. 高齢出産 >
  4. 基礎知識 >
  5. 不妊治療のタイムリミットは43歳?高齢出産の場合…妊娠の限界とは?

妊娠・出産

不妊治療のタイムリミットは43歳?高齢出産の場合…妊娠の限界とは?

e3d47316bc66ce38c63dbb1b77d07783_s.jpg

40代あるいは50代で出産したという話を聞いたことはありますか?

 

女性の自立の道が増えてきたことと共に、結婚の時期も出産の時期も多様化しています。

 

必ずしも若いうちに妊娠・出産とは、今はされていませんよね。

 

昔に比べ、確かに医学は進歩しましたが、出産に関しては20代と40代の出産のリスクには、歴然とした差があります。

流産や、未熟児、ダウン症児など、できるだけ若いうちに出産した方が、母子ともにリスクが少ないことは明らかです。

 

高齢出産の要因

高齢出産が増えている要因はいくつか挙げられます。

 

①若年層の就職困難による将来の不安

②働く女性の増加

③女性の地位上昇による婚期の遅れ

④不妊症

 

①~③は外的要因となり、特に①と②は長引く不景気による不安や共働きにより、止むを得ず妊娠時期が遅れてしまっているというのが現状です。

 

③の女性の地位上昇による婚期の遅れは女性の社会的地位が上がり、責任のある仕事を任せられることが増えてきました。

 

仕事に没頭し、金銭的に余裕ができて自立する女性が増えていることで、婚期が遅れてしまっています。

ある程度の地位に着き、落ちついて自らを省みた時に、出産適齢期ギリギリの年齢になってしまっていることに気付いて婚活を焦る女性も多いようです。

 

現在の日本は、少子化対策の効果もあり、企業側は産休を与えることが法律で決められています。

従って、妊娠・出産によって退職をする必要はなくなりました。

 

しかし、産休後に同じ地位に戻ることが難しい職場が多数存在することも事実で、女性が踏みきれない要因ともなっています。

欧米のように、企業側が「出産」という女性の役割を重んじ、推奨する体制を整えることが重要と思われます。

 

不妊症について

④の不妊症については、高齢層だけでなく、若年層においても増えてきており、10組に1組の夫婦が不妊症に悩んでいると言われています。

 

しかし、高齢になってから不妊症に気付いても、治療に時間がかかるため、出産によるリスクは更に上がってしまいます。

また、卵子の着床率が下がったり、体外受精の成功率の低下など、妊娠の可能性自体が下がってしまいます。

 

現在の日本は、まだまだ妊娠・出産が容易にできる環境でないことは事実ですが、できる限り早い時期に妊娠できることが望ましいという認識を持つことが大切です。

 

35歳リミット説は嘘!?

出産するなら35歳をリミットに、なんていう話を聞くこともあるかもしれませんが、35歳は確かに卵子がやや老化している年齢です。

 

19-26歳の女性が排卵日2日前に性生活を持つと約6割が妊娠するのに対し、35-39歳では3割と半分ですので、単純に言えば妊娠力が半分と言っても良いです。

ですが、考えてみるとリミットというのは『もう無理』なラインを表しますが、35-39歳でも3割は妊娠するのですから、まったく無理なラインではありません。

卵子老化があっても、35歳リミットにする必要はない、とおぼえておいてください。

 

不妊治療は早い方がいい

リミットを絶対に35歳にしなければならない、体のリミットが35歳というわけではないのですが、不妊治療をするなら早い方が良いです。

 

不妊治療は1回でうまくいくとは限らず、人によっては数年間の治療の末にようやく赤ちゃんを授かるケースもあります。

 

卵子の老化はその間もじわじわと進んでいきますので、赤ちゃんが欲しいと思うなら早め早めを意識して、治療に臨んだ方がよいのは確かです。

 

限界は閉経の10年前まで

卵子の老化、そして妊娠力の低下で妊娠できなくなるのは閉経の10年前くらい、というのが一般見解です。

日本人の平均閉経年齢は50歳くらいですので、大体の限界は40歳くらいと考えておいてください。

 

卵子老化によって妊娠できなくなる、と考えられるのは40歳くらいですが、閉経の時期は人それぞれで、どの時点で絶対に妊娠できなくなるかはわかりません。

 

不妊治療を受けるときは、経済的な面や体力的な面から、自分たちなりのリミットを決めておいてもよいでしょう。

 

高齢出産が受容される時代…そのタイムリミットは?

ドラマ「コウノドリ」でも描かれていましたが、高齢出産にはいろいろなトラブルが起きる確率が高くなります。

それでもやはり、高齢になってからでも子どもを産みたいと思う方は多いです。

 

男性の場合は、かなり高齢になってからでも父親になることができます。

しかし女性の場合、閉経すれば妊娠のための機能は失われますから、母親になることはできません。

 

では本当に高齢で出産しようと思ったときに、いつまでなら妊活あるいは不妊治療をしてもよいのでしょうか?

不妊治療のタイムリミットは43歳?

不妊治療を何年も続けて、結果的に高齢で出産になるという方も多くいます。

 

その結果、何も問題なく自然妊娠し、分娩するという人もいます。

あるいは体外受精によって子どもを授かるという人もいます。

ただ、どちらの場合であっても年齢的なタイムリミットはどうしてもあります。

 

医学的には、不妊治療の効果を得やすい年齢は43歳くらいまでだそうです。これは自然妊娠も、体外受精もどちらもです。

実際、フランスでは不妊治療を医療保険によって受けることができますが、42歳以下が対象になっています。

 

ほとんどの国で不妊治療に対しての年齢制限というのは設けられています。

日本では今のところ年齢制限なく、自治体によって補助が出ているようです。

妊娠したいならやはり急ぐべき

不妊治療や高齢出産という言葉が先行しすぎて、ポジティブな情報がよく届きます。

当然、人の体の老化の具合はそれぞれで違います。

ですから不妊治療で高齢出産で元気な赤ちゃんを授かるケースもあります。

 

ですが、成功例はポジティブな情報としてメディアに載せやすく、失敗例は載せにくいという特徴をよく理解しておくべきです。

 

むしろ不妊治療を続けて、高齢出産で元気な赤ちゃんを授かった例は、珍しいから取り上げられると考えた方がよいでしょう。

その珍しい現象が、誰にでも平等に起こるわけではありません。

まずは自分の体を知る

年齢は戻りません。いくら体が元気でも卵子の数は残念ながら有限です。

あなたの持っている卵子は元気ですか?数は足りていますか?

今はそれを調べる方法もあります。

 

場合によっては、元気な卵子を若いうちにとっておくこともできますよね。

高齢になってから不妊治療で妊娠を目指すのもひとつでしょう。

 

ただ、そのときに「もっと早くから考えておけばよかった」とならないよう、早めの対策、そして選択肢を考えておけるとよいですね。

(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

基礎知識に関する記事

悪いことばかりではない!高齢出産のリスクとメリットまとめ☆

現在では35歳以上の出産が高齢出産といわれ、その率は年々上がってきています。 ...

あなたの卵子は老化している?「卵子が老化すると妊娠できない」は間違いです!

現代は晩婚化に伴い、高齢出産(35歳以上で出産)の割合が増えています。高齢出産...

基礎知識の体験談

3月16日7w0d 母子手帳の交付の謎

初めての検診から2週間後、胎嚢の中に赤ちゃんの姿が見えました! たった2週間で胎嚢の大きさも8ミリ...

高齢出産でのつわり

40代で久しぶりの妊娠ということもあり、やはり初めての時の妊娠出産と比べると違いがあります。つわり、...

カラダノートひろば

基礎知識の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る